【今年こそ撃退!!花粉症対策】「3つのコン」で悪化する目の症状 ドライアイでアレルギー反応がひどくなることも

 
飛散の写真を見ただけで目がムズムズ…目は花粉に敏感だ

 花粉症といえば、くしゃみ、鼻水…と考えがちだが、他にもアレルギー症状が出る場所がある。仕事中に悩まされることも多いのが「目」だ。

 「スギ花粉の最もつらい症状を聞くと、6割が『鼻の症状』と答えるのに対して、『目の症状』と答える人も2割以上います」と話すのは、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長の平松類医師。

 しかも、目と鼻の両方に症状を持つ人が多いのも花粉症の特徴だという。

 「目と鼻は顔の中で直接つながっているので、一緒に症状を出しやすい。だから両方に症状が出ている人は、両方とも治療を受けないと、本当の意味での改善は見込めません」(平松医師)

 今回と次回は、この「花粉症で起きる目の症状」について検証していく。

 スギ花粉で目に起きるアレルギー症状は、「アレルギー性結膜炎」の一種。そもそも結膜とは、まぶたの裏側でつねに眼球(角膜)と接している粘膜と白目のこと。涙と粘液を作り出して、角膜に潤いを与え、目を保護している。

 そんな結膜が、なぜ花粉の影響で炎症を起こすのか。平松医師が解説する。

 「スギ花粉が目に付着すると、目はこれを“異物”と判断して、目を守るための攻撃因子を出してきます。つまりスギ花粉と攻撃因子の戦闘状態が起きる-これが炎症です。その結果、涙が流れ、目ヤニも出る」

 ちなみに花粉症で出る目ヤニは、炎症によって生まれた白血球などの免疫物質の死骸などが含まれており、朝起き抜けの目についている眼球組織の代謝産物とは少し性格が異なる。

 もう一つ、近年多い「目の花粉症」の原因として、ドライアイが挙げられる。

 「乾いた目に花粉が付着しても、それを流すのに十分な涙が出ないと、結果としてアレルギー反応がひどくなる。アレルギー反応がひどくなると涙の質が悪くなり、涙の量が相対的に減ることになる-という悪循環に陥るのです」

 そう語る平松医師は、目の花粉症を悪化させる「3つのコン」を指摘する。

 「“コン”タクトレンズは眼球よりも花粉が付きやすく、エア“コン”による空気の乾燥、そしてパソ“コン”によるまばたきの減少で、目のダメージは増幅します」

 次回は、その対策を見ていく。 (長田昭二)