

---この作品は、第1期から各編ごとに主役や視点が変わりながら、何度も同じ時間軸で悲劇がくり返されるという、独特のストーリー展開をしていますよね。
かない 私たちは、最初のドラマCDから関わっているので理解してますけど、ゲームを知らないでアニメを見た人に「え、これ、どうなってるの??」って思われないか、理解していただけるのか心配はしてました。まあ、アニメを見て「もっと知りたい」と思った方は、原作のゲームも買っていただいて(笑)。
田村 個人的な感想ですけど、最初梨花って話の途中からいきなりいなくなるんですよね。(裏で)死んじゃって。だけど、何の説明もないまま、話もカットアウトするみたいに急にブツッと終わってしまうので、「どうなっちゃったんだろう、この子??」っていうのが最初の印象でしたね。
---『鬼隠し編』『綿流し編』の辺りですね。
田村 でも、「どういうこと??」と思うのと同時に、やっぱりもっと話の続きが知りたくなりました。他の人も同じみたいで、第1期が始まった頃、章(○○編)が変わると、よく「先週見た話と繋がってなくない??」「この続きがどうなるか教えて」って言われて。そのときは「ほんとに答え言ってもいいの? 絶対自分で知った方が面白いよ」と答えるんですけど(笑)、そんな風に、みんなにもずっと気になり続けて欲しいなって思います。それで「作戦成功!」みたいな(笑)。

---では、最初期の段階では、ストーリーの先は知らずに演じられていたんですね。
田村 そうですね。だから、2つぐらい編が進んだ辺りで、原作の先生を掴まえて「すいません、これってどういうことですか?」って聞き出して(笑)。他の出演者もそれぞれに聞き出してくるんですけど、先生から手に入れた情報がみんなバラバラだったりして「どういうことなんだろ?」って悩んで、すごいミスリードしたり(一同笑い)。
---しかし、この作品は難解な部分も多いですが、理解できるまで苦労しませんでしたか?
かない 超難しいですよ……。ゲームなんて、台本がすごい量で、台本読むだけで「はぁ〜(疲労による重い溜め息)」みたいな(笑)。
田村 ほんと鬼のような量でした……。段ボールが家にドーンドーンって届くんですよ。
かない 何箱もね。いまだに家にあるアレはどうしようっていう(一同笑い)。

---それはすごいですね……。何日ぐらいかけて収録されたんですか?
かない・田村 (疲れた声でハモって)何日〜?(笑)
かない 何日かはちょっと忘れてしまいましたが、収録はずっと喋り続けて、録れるところまでやっての繰り返しでした。台本は持って行くのも大変なぐらいなので、自分のパートをピックアップしてまとめて、持てるだけカバンに入れて、で「どこまでやりますか?」みたいな。
田村 でも、スタッフさんの方も、まだ時間はあるのに、飽きちゃったのかわかんないですけど「今日はここで止めましょう」とか(笑)。でも、私は台本をまた持ってきたくないので(笑)、「そうですか? まだいけるんですけど」って。
かない 逆にこっちから「ここまで取ってもらっていいですか?」とか言ったりしてね(笑)。
---各キャラそれぞれ境遇が複雑であったり、繊細な背景を抱えているわけですが、特に役作りされた点などありますか?
かない 沙都子は“にーにーコンプレックス”というか、ブラコンなので……。
スタッフ キャラクターソング「好き好き∞にーにー」もすごいですよね(7月25日発売「キャラクターCD Vol.3 古手梨花×北条沙都子」収録)。
田村 聞いたけど、すごい歌だった。叫んでた。びっくりした〜(笑)。
かない 収録大変だったんだよ〜。あれ、絶対ライブではできません(笑)。
スタッフ そうですか? すごく好評でしたよ。
かない (どんよりと)もう、酷い目に遭いました……。
スタッフ あ、目線がすごーく下に(笑)。
かない 話を戻しますけど、いじめられても梨花や部活メンバーに支えられてるっていうのが沙都子の唯一の救いなので、せめてその救いがあって良かったなと思いますね。

---田村さんはいかがですか?
田村 “通常の梨花”と“黒梨花”がいるので、よく「黒梨花を演じるのって大変でしょ?」って聞かれるんですね。確かにセリフが長いのは大変なんですけど(笑)、梨花から見れば“通常の梨花”の方が「かわいい梨花を演じている」んですよね。それは“通常の梨花”が偽りだという意味でなくて、そんな風に素直なかわいい子供のまま生きたいっていう本心からの演技なんです。だから、どちらも梨花本人なので、黒梨花に対しても「魔女を演じているから大変」って感じもないですね。
---第1期で一番印象に残っているストーリー(○○編)は?
かない 私は2つ目の『綿流し編』ですかね。ここから何かがこう色々動き出したという意味で印象的で。
田村 私は最初の『鬼隠し編』のとき、さっぱり意味がわからなくて(笑)。「なんだぁ〜!?」と思ってたら終わっちゃって。その後、3つ目の『祟り殺し編』で「うわ、面白っ!」って思ったんですよ(笑)。そこから私はグッとこの作品に入っていったので、『祟り殺し編』が一番好きですね。
---沙都子好きとしても(笑)。
田村 そうですね(笑)。あと、「うわっ、みんな死んじゃうんだ!」って、すごくゾッとして。

---この作品は、各キャラが狂気に侵されるシーンや、残虐なシーンが多いのも特徴ですが、そのときの現場の雰囲気と、実際に放送を見たときの感想を教えてください。
かない あまりこういうこと言っちゃいけないんでしょうけど、アフレコ時はまだ絵が未完成なので、オンエアを見てびっくりする感じですかね。逆に完成された絵を見ながらアフレコしてたら怖いからよかったかも(笑)。
---やっぱりオンエアで見ると、びっくりされるんですね。
かない びっくりしますね。みんな言うもんね、「なに、あのアニメ!?」って(笑)。キャラがかわいいから、余計残酷で怖いんですよ。
---DVDでは修正がなくなるので、テレビ放送よりも詳細に描かれてたりしますしね。
田村 え! そうなんですか!? 内臓とか出てるんですか?
かない まあ、裏ビデオ的な(笑)
---裏ビデオ!?(笑)。
田村 えええ? 怖い怖い! あ、モザイクが入ってるんですか?
---いや、入ってません(笑)。テレビ放送では影になって隠されている部分が、隠れていないんですよ。まだご覧になってなかったんですね。
田村 だって怖いじゃないですか!(笑)。 テレビ放送版は見ましたけど、一人じゃ怖くて見れないですし、それに怖くて2回はなかなか……。
かない 一人で見るのはちょっとね……。朝見ようかな。ビデオに録画して。夜中に見ると眠りにくいじゃないですか(笑)。

---あと、少し失礼な質問になってしまうかもしれませんが、ストーリー展開上、何度もご自身のキャラが死んでしまうじゃないですか。そういうのって、どんな気分になるものなのでしょうか?
かない うーん、でもね、「また次どうせ生き返るでしょ」って(笑)。あ、でも、こういう言い方は子供の教育によくないですね。……これはあくまでもアニメの世界ですよ〜。ほんとはすごく痛いし、生き返らないんですよ〜(笑)。
田村 私も他の作品で自分の役が死ぬ時と感覚が違いますね。普通は大きな見せ場があって、グワーって死んじゃうじゃないですか。それで「ああ、私来週から出ないんだ」ってすごく切なくなるんですけど、ひぐらしの場合は「私が死んだらリセットされるんでしょ?」みたいに思っちゃって(笑)。「はいはい、死にました〜」みたいな(笑)。
かない 「はい、じゃあ次のお話〜」みたいな(笑)。
田村 いやいや、ダメですよ〜(笑)。現実では生き返らないですからね〜。本当はすっごく痛いですよ〜(笑)。
---「この作品はフィクションです」ということで(笑)。では、最後に作品のPRなど、ファンの方へメッセージをお願いいたします。
かない アニメをご覧のみなさんにはまだ全貌が明らかになっていないと思いますが……、すごいですよ〜。やっぱりあの人ですよ〜(ニヤリ)。見ていて怖かったりする部分もありますけど、興味深いストーリーで飽きないと思うので、これからも見てください。
田村 今回ものすごく絵がきれいなんですよね。って(スタッフさんに)プレッシャーになっちゃいますけど(笑)、それにまずすごくびっくりして。なので、目の保養にもなるし(笑)、ストーリーもすごく引き込まれる面白い話なので、ぜひぜひ最後まで見てください。
---ラストまで見てこそ、ですよね。
田村 ……犯人は●●●●●●でーす(一同爆笑)。●●●●●●に負けないよう一致団結してがんばります!
かない 絶対ここ「ピーーーー」って入るよ(笑)。
---もちろん伏せ字にさせていただきます!(笑)。
田村 あと、この前カラオケのパセラに行ったら、ひぐらしの特別メニューがあったから、みんなも行ってみて(笑)。鉈の刺さったハニートーストとかロシアンおはぎがあってびっくりしますから。
---そちらも要チェックですね(コラボ企画は終了しました)。本日はありがとうございました。
第一回
 はコチラ。
ひぐらしのなく頃に解 公式サイト⇒http://www.oyashirosama.com/web/kai/
フロンティアワークス 公式サイト⇒http://www.fwinc.co.jp/
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