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平成20年4月2日
『ひぐらしのなく頃に』実写版のキャスト
5人揃っての初インタビュー!!



ゲーム、アニメ、マンガなどで驚異的ヒットとなった
モンスター作品『ひぐらしのく頃に』が
満を持して実写映画化!
そこで、出演者の前田公輝さん(前原圭一役)、飛鳥凛さん(園崎魅音役)、
松山愛里さん(竜宮レナ役)、あいかさん(古手梨花役)、
小野恵令奈さん(北条沙都子役)に登場していただきました。
5人でのインタヴューは初とのことで、
作品の壮絶さとは裏腹に終始和気あいあいの取材となりました!




前田公輝さん(前原圭一役)

――大ヒットゲームの実写映画化ということで、実際に演じられた心境はいかがでしたか?

前田公輝(以下前田) 僕は映画初出演で初主演ということを聞いて、最初は嬉しいって感情があったんですけど、あとからだんだん不安になって。本当に僕中心で回っていいのかなっていうのがありまして、それでやっていくうちに監督さんにいろいろビシバシしごかれて(笑)。自分のなかで圭一の役作りはできたかなって思ったんですけど、監督さんから「それは前田公輝だ、前原圭一じゃない」って言われて。で、それが最初ずっとわからなかったんですけど、監督さんが「その癖は前原圭一じゃないよね」って言われたときに、「あ、癖を直せばいいんだ」って思って、そういうヒントを与えてくれたので、それから癖を直す以外はそれほど苦労はしなかったです。あと前原圭一って、たぶん印象が人によって違うと思うので、自分なりに前原圭一と僕との違いや、いっしょのところを見つけたりしてやっていきましたね。

飛鳥凛(以下飛鳥) 最初は魅音っていう役をキッチリ固めて、こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけないってプレッシャーで潰れそうだったんですね。ですが現場に入って、監督さんと話し合ってそういう原作まんまじゃなくて、現実に存在するリアルな村の人たちみたいな、そういう魅音を自分のなかで解釈をし直して、自然な魅音を演じました。

松山愛里(以下松山) 最初に決まる前にアニメと漫画を見させてもらって、竜宮レナちゃんはすごく可愛くて世話好きで、普段の私とはぜんぜん違うタイプだなってまずは思ったんですけど(笑)。それでこの役が決まって最初はすごく不安で、どういうふうにしたらいいんだろうって悩みました。それで監督さんに相談して、最初はちょっとアニメちっくにやっていこう的な感じだったんですけど、なかな上手くいかないときに監督さんから「愛里ちゃんらしいレナちゃんにしたらいいんじゃない?」っていう言葉をいただいて、「あ、そうか」と思って。その気持ちを頭に入れて撮影に挑みました。


飛鳥凛さん(園崎魅音役)
あいか 私は最初にこの話が決まってから漫画とかを読んだんですけど、その漫画をはじめて読んでみて、最初は、恐いなって単純に思いました(笑)。私の演じた古手梨花っていう子は、おしとやかでおっとりしてるんだけど、どこか人間を見透かすような目をするって言われて、監督には表情とかで演技するよりも目で演技しろって言われたので、それを意識しました。あと私は舞も踊りましたので、そこに力を入れて稽古に挑んだりつけ髪をつけたりして、はい。

小野恵令奈(以下小野) 北条沙都子は普段はいつも元気で活発で、クラスメイトにトラップを仕掛けてみんなを困らせたりするようないたずらっ子なんですけども(笑)、裏ではちょっと複雑な環境で育っている子で、このなかではいちばん悲しい子だとは思うんですね。で、そこまではよかったんですけど、やっぱりゲームの中の世界だから現実では言わないようなことを言うじゃないですか。「〜ですわ」とかそういうことあんまり言わないので、監督さんにどうしようかと相談したら、「そういうイメージがついてるから、それを言わない代わりに動作とかでやっていこう」ということになって、ポーズとかひとつひとつをそのキャラクターが出るようなポーズにしたんです。


――撮影は長野の田舎で行われたそうですが……。
松山 私たちはずっと泊まっていて。2人(あいか、小野)は行ったり来たりですね。
前田 期間は人によって違うんですけど、ぼく達3人(前田、飛鳥、松山)は3週間くらい泊まっていて、2人は2、3日してまた帰って、また来て・・・みたいな。



松山愛里さん(竜宮レナ役)
――では泊り込み組におうかがいしますが、長野での撮影はいかがでしたか?
松山 私、地元が田舎ということもあって、空気もいいし、肌の調子もよくなる感じがよかったんですけど(笑)。オフの日にカラオケに行きたいってなって、タクシーももったいないし健康的にも歩こうってなったんですね。でも歩いたはいいけど……ないんですよ、ずっとまっすぐの道なんですけど(笑)。
飛鳥 あるはずの場所にないんですね(笑)!
前田 ロケバスで見たところがあったと思っていたんですけど、そこになくて。
飛鳥 30分ちょいでやっと見つけて。
前田 うん、それぐらいかかったね。
飛鳥&松山 ここじゃん!って(笑)
前田 あ、でもひとつカラオケ屋を飛ばしたんだよね。「ここ料金高い!」って思って(笑)。もうひとつあったはずと思って、そしたら30分くらい歩いちゃった。
松山 で、帰りちょっとキツかった、みたいな(笑)。
飛鳥 でもすごい星とか……あ、流れ星だ! 見たんだよね。
前田 僕が見たんですけど、「うわっ!」って言ったらその声に愛里ちゃんがビックリして、この次に凛ちゃんがビックリして、変に連動しちゃって結局どうした?みたいになって(笑)。
松山 溝に落ちそうになったり(笑)。もうパニックですよ!


――夜のシーンなどもまた恐そうですね。
松山 ナイト・シーンはけっこう……。
前田 照明もあってスタッフさんがいたんで、血まみれでしたけど、恐いっていうより恐がらせないといけないって感じですね。


――さて、作品は楽しい日常が徐々に歪んでいくものでしたが、登場人物も途中から恐ろしい表情へと豹変していきます。松山さんは有名な「嘘だッ!」のシーンがありましたが……。
松山 私は、普段のかわいいレナちゃんより、豹変して怖いレナちゃんの方がやりやすかったですね、どちらかというと。恐いレナちゃんは、なんかもうなんでもやっちゃえ!じゃないですけど、思いっきりやれるって感じで、なんかもうフワーッ!みたいな(笑)……わかりますか?
前田 ぜんぜんわけわかんないよ(笑)!
松山 とにかく豹変したレナちゃんがやりやすくて。「だよね〜」って笑顔のところからパっと変わる表情とか自分では好きでした(笑)。なんか楽しい!みたいな。二重人格みたいな感じ、そういうのがすごく楽しかったです。


――飛鳥さんも途中から急にガラっと変わった表情を見せますよね。
飛鳥 最初、台本だけじゃどうやっていいかあんまりよくイメージが掴めてなくて。で、監督さんと話して、もっと感情をあらわにしてとか。監督さんが詳しく説明してくれる方だったので、それを辿っていって魅音の気持ちまでいって。だからすごくわかりやすかったです。
前田 そこで途中にこう豹変するから、やっぱり気持ちを入れなきゃいけないじゃないですか。でもその豹変するときに、お腹が鳴ってしまって(笑)。「最悪だ!」と思って。



あいかさん(古手梨花役)
――緊張感のあるシーンなのに(笑)。
前田 あっちが「ギャハハハ!」って笑っているシーンが素の笑いになってしまって、2回くらいNG出してしまいました(笑)。後ろから撮ってるんで僕の顔はぜんぜん見えないんですけど、僕もちょっとニヤっとしてて。「ぐ〜」ってすげえ長かったんですよ、これがまた(笑)。それはすごく申し訳なかったなあと。


――実際の作中でも、前田さんはいろいろと大変な目に遭われていますよね。
前田 そうですね、はい……はい(笑)。
――まず冒頭のシーンなんですが、原作よりも刺々しいイメージがありました。
前田 あれはたぶん、ここでも友達作らないぞって勢いなので。あそこらへんは僕に似てるところだと思うんですけど、僕もあんまり初対面の人とフレンドリーにできないっていうか、そういう寄せつけないオーラ的を持ってるってよく言われるんですよ、友達に(笑)。
松山 わかる……私もそうでした(笑)。絶対喋れないだろうなって。
前田 こんな感じなんですよ(笑)。


――そこから仲間と打ち解けていくんですが……そこから恐怖におののく圭一というところは、どう演じられたのでしょうか?
前田 レナちゃんの「嘘だッ!」のシーンは恐いを通り越して笑うというか。恐いっていうより諦め的に笑うということを考えたりしてましたね。



小野恵令奈さん(北条沙都子役)
――そういった凄惨な目に遭っていくなかでの前田さんの演技が真に迫っていて、とにかく恐かったんですよ。
前田 あ、マジですか? やったー! ありがとうございます。それは最大の誉め言葉です(笑)。愛里ちゃんも言ってましたけど、僕もそういうシーンはけっこう楽しくてやってて、どう恐がらせてやろうかなと思って。血まみれでしたけど(笑)。そのあとが大変で、撮影のあと風呂に入るじゃないですか、血が流れ出てくるんですよ、めちゃくちゃ怖くて(笑)。何も痛くないのに血ばっかり出てきて、けっこう大変でしたね、自分のなかで整理しなきゃいけないんで(笑)、意味わかんねえ!って。
飛鳥 血が出てきた!って言うんだよね。それがリアルで(笑)。髪がバリバリになるしね。
前田 血のりが固まっちゃうしね。蛾とかいっぱいつくんですよ(笑)。夜なんで、照明当てると血のりのところについてしばらくベタベタして、飛べないんですよ(笑)。――ある意味L5じゃないですか(笑)。あと、あいかさんは綿流しの儀式という大事なシーンで舞を踊りましたよね。
あいか 何回かしかやってないんですけど、指導してもらいました。やらない動きなので、筋肉痛になっちゃったりしたし、すごい緊張したし、みんなに観られてるじゃないですか(笑)。すごい……大変でした。


――では最後に、皆さんがここを見てほしいと思う『ひぐらし』の見どころを紹介してください。
前田 『ひぐらし』って僕がそうだったんですけど、いろいろ疑問が生まれることがあるので、その疑問を持ったまま終わってほしくないなっていうのがありますね。自分のなかでそれぞれ違う疑問が出てくると思うんですけど、それを解決しないまんまにしてほしくはないですね。そのあとも楽しめる作品なので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。
飛鳥 最初と最後でまったく違う別の話ぐらいの環境になってしまう雛見沢の部分と、あとはすごく人をひきつける不思議な魅力のある映画だと思うんですよ、それを見てほしいなと思います。
松山 最初から最後まで謎に包まれている作品ですよね。その豹変してみんなが変わっていく恐くなっていくシーンも見どころなんですけど、最初のみんなが和気あいあい仲良くしている部分も注目して見てほしいなと思います。
あいか 登場人物はみんなそれぞれ性格もぜんぜん違うし、そういうところにすごい注目してみてほしいのと、あと綿流しの儀式も。最初から最後まで見ていただけるとわかるところがあるので、そこを注目してほしいと思います。
小野 最後に答えが出るのか出ないのか・・・、真相を探しながら、少しずつ楽しんでいってもらえればいいなと思います。


映画『ひぐらしのなく頃に』
5月10日(土)より池袋サンシャインシネマ、渋谷Q−AXシネマ他 全国ロードショー!
豪華特典付き前売り鑑賞券も好評発売中!!

原作:竜騎士07/07th Expansion
監督・脚本:及川中
音楽:川井憲次
製作:オヤシロさまプロジェクト
配給:ファントム・フィルム
(C)2008竜騎士07/オヤシロさまプロジェクト http://www.higurashi-movie.com