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2007/8/22

島みやえい子インタビュー

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――「ひぐらしのなく頃に」アニメ・シリーズの最新作、「ひぐらしのなく頃に解」の主題歌を前回に引き続き担当されました。どのような楽曲になったと、ご自身では考えてらっしゃいますか?

島みや:前回の「ひぐらしのなく頃に」って、全く救いのないものだったじゃないですか。でも、今回は救いがある!って(笑)。そのイメージって、実はメロディを聴いた段階で頭に浮かんだことなんですよ。
今回は前回と違って、絶望的ではないだろうな、っていう感じで。勿論シナリオを読んでから今回も作詞をしたのですが、半分読んだ段階で、歌詞の方向性は決まっていましたね。その根底に流れているテーマは一つだったので。
あと、作曲をされた中沢伴行さんは、楽曲の世界観を私に合わせたと言っていました。


――歌い方にも前回とハッキリとした違いを感じますが、どのような事を意識して歌われましたか?

島みや:基本的に、監督さんや、楽曲を作った中沢さんからも「お任せで」と言う風に言われていたという事もあったので、シナリオと楽曲から感じたままを歌いましたね。私の中では詞が出来た段階で、もう今回のような歌い方でいこうと決めていました。


――「奈落の花」というタイトルですが、この花はどのような花をイメージしましたか?

島みや:とても可憐で、とても可愛らしい花です。でも、その花は奈落で咲いているんですよ。凄くドロドロした、ディープな世界で咲いてしまった、可憐な花なんです。


――今回の歌詞ではその花に対して「抜け出して!」と、外側の世界から言葉を投げかけるような内容ですよね。

島みや:ええ。その花は、咲いている場所を間違えているんですよ。その事に気付いていないんです。イメージとしては、その奈落の底に向かって「そこじゃない!」とか、「気が付いて!」と、言葉を投げかけているイメージですね。
要するに、その花は運命に翻弄されていく人を指しているんです。我々の社会でもそうじゃないですか。例えば借金であるとか、恋愛問題であるとか、仕事の問題とか、自分で決心しないとなかなか抜け出せない。抜け出せずにそこで種を残すことによって、また同じ場所で咲いてしまうんですよ。だから「決心しようよ!」という事と、「自分一人だと思わないで、周りをみて!みんないるじゃない!」って言うメッセージを、投げかけているんです。いつまでもそこには咲いていられないわけですから。


――サウンドの方も、前作は妖気漂う幽玄な世界観に強烈な印象がありましたが、本作では若干ですが明るい印象を受けました。

島みや:前回で特徴的だった部分は若干削ぎ落とされてはいるので、その分感情を主張しやすかったからかもしれませんね。前回はコーラスも含めて謎めいていて、その妖しい部分をそのまま歌うようにしていましたが、今回は言いたい事がハッキリしていますからね。
奈落の花に対して呼びかける私、という楽曲ですから。愛情を込めて叫んでいる、といったニュアンスです。


――今回は尾崎武士さんのギター・アレンジも印象的ですね。

島みや:ええ。彼のギター・アレンジが入ってくることによって、この物語が現実味を帯びてきたというか……。より、テーマが浮き上がってきていますね。特にサビの部分だと思いますが、生っぽさが際立った、ダイナミックなサウンド・アレンジにしてもらいました。


――今回の楽曲に限らずですが、レコーディングに関するこだわりのようなものってありますか?

島みや:私って、どんな曲も一日でレコーディングしてしまうんです。メインもコーラスも含めて。こだわりとは違うかもしれませんが、個人的にはぶっ続けで、2時間くらいで全て完了させたいんですよ。


――時間を掛ければいいものが出来るというわけではない、ということでしょうか?

島みや:そうですね。降りてきたものを捕まえて歌うという感じに近いと思うので、時間を掛ければ良いというわけではないと思っています。I'veの場合は、クリエイターもそういうスタンスだと思いますよ。


――「ひぐらしのなく頃に」の主題歌全てを担当されたという事で、今は割とダークな、偏ったイメージを抱いているファンの方もいらっしゃるかと思うのですが、今後はどのような楽曲を歌っていきたいと考えていますか?そして、今後の展望も聞かせてください。

島みや:次はもっと、可愛らしい曲も歌いたいかなー……なんて(笑)。あとは、実写のドラマや映画の主題歌を担当してみたいですね。泣けるドラマの主題歌とか、歌ってみたいじゃないですか(笑)!
今後の展望としては、ライヴ・ツアーもまたやりたいです。本当に、ただの希望なんですが(笑)、そう言う新しいチャレンジを今後はもっとしてみたいなぁって、思っています。



2007/8/22アニ★ロコ


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