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AT-Xで放送されている、重厚な世界観とハードなアクションが話題のアニメ『Mnemosyne -ムネモシュネの娘たち』がついに最終回を迎える。
主要キャラクターを演じた能登麻美子、釘宮理恵、名塚佳織、石田彰、そして監督のうえだしげる氏に、最終回アフレコ後の熱気冷めやらぬ中、直撃インタビューした。
――みなさまお疲れ様でした。『Mnemosyne -ムネモシュネの娘たち』の収録を終えての感想をお願いいたします。
能登 あらためて密度が濃い作品だと思います。6話だけど、それ以上にたくさんの時間を重ねた気がして、終わってちょっとホッとしています。
釘宮 最終話までアフレコを終えたら、今までの謎が全て解明されるのかなと思っていたのですが、収録を終えたばかりでまだ整理がついてなく、いまだにわからないです(笑)。
石田 やっと終わりまで辿り着きました、月一の収録ということもあって6本しか録ってないんですが、長い作品だったなという感じがしています。感無量です。
名塚 5話と6話に出ますということだけを聞いていたのですが、まさか最終話だとは思わなくて(笑)、ちょっとびっくりしたんですけれども。最後にこんな重要な役をいただきすごく嬉しいです。ありがとうございます。
うえだ 終わってよかったなぁーと(笑)。以上。
――終わってみて、それぞれの役についての感想をお願いします。また、監督はそれぞれのキャラクターについて、今だから言えることはありますか?
能登 燐はいろんな意味で痛々しい人だったなと思うんですが、最終的には老天使の子供を身ごもり、根底に流れている必死さ、切迫さ、ガムシャラなところを全部包み込んでいく、広がりのある人なのかもしれないというのを最終話で感じました。最終的な結末は、すごくこの人らしいというか、表裏一体な不思議な人だなと思いました。
釘宮 燐が外で実際に戦ったり、アクションを起こして問題を解決していく中、ミミはデスクワークで、情報面から燐の動きをサポートする役です。ちょっぴり安心していたのですが、最終話にして外に出てアクション部隊に組み入れられるとは思ってもいなかったので、外に出られて嬉しい反面、やはり若干痛々しい目にもあったりしました。いつも事務所で一人ぼっちだったのですが、今回は美汐が一緒に歩き回ってくれたので、「私、力は弱いけど、美汐を守らなくちゃ」というような責任感も生まれ、最終的には燐との強い絆を感じ、その想いの一心で燐を助けようという決意の下でいたような気がします。
石田 僕の演じたエイポスという役は、ああいう決着を見ないと、観ている人が納得しないだろうなというところですね。やっぱり私欲に走ってはいけない、それは成就するものではないという落としどころで、僕としては納得した終わりでした。また、収録しているとき、悪人面を前面に押し出すということではなく、彼はただ単純に楽しんでやっているんだという、ある種純粋なところが「なるほど」と思わせるところでした。そういうキャラクターだからこそ、燐たちにとって大事件を引き起こしていても、平気でいられるキャラクターだったんだなと最終回にして改めて確認することができました。
名塚 いいところのお嬢様で、探偵ごっこが好きというちょっと変わった女の子なんです。お嬢様過ぎていないぶっきらぼうな女の子が、ミミに付いて行っちゃって巻き込まれていくというのを上手くやればいいのかなと思ったんですが、最後の最後でシリアスなシーンに入り、そこは「あっけらかんとしないで一緒に緊張感を持っていてほしい」と言われました。なので美汐もみんなに巻き込まれることによって、成長し、いろんなことを感じて変わっていったんじゃないかなと思います。
うえだ みなさんにやっていただいたキャラは、全員ある意味純粋なところをメインに考えていました。エイポスはすごく純粋ですが、逆に言うと善悪の判断力は欠けているのかもしれない。でも、自分の欲望を正直に追求していった結果っていうキャラクターに落ち着いてくれたかなと思いました。単純に悪のイメージにしたくはなかったので、そういう意味では、すごく人間くさいキャラでもあった感じですかね。燐に関しては、大きく構えていてほしいなという僕の中の女性観もわりと入っているのかなぁ。ミミはすごく頑張っていたキャラだと思うんですよ。最後はなんとか燐の役に立たなきゃと一生懸命考えて行動に出てくれて、すごく大きくなれたキャラじゃないかと思います。美汐は当然、1話の光輝から4話に出てくる輝紀など、綿々と続く最終的な運命を担っているキャラクターです。他のキャラクターが運命を背負っているので、そことは切り離し、明るく賢い子で、前埜家のまとめ的な役をやってもらったという、とてもいいキャラになってくれたかなと思っています。
――最後に、最終話を楽しみにしている視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
能登 5話の収録が終わったときに、ラスト1話でどうなるんだろう?と個人的にすごく楽しみだったんです。ラストはいろんなこともありましたが、希望に繋がり一つの明るい方向に向いているというのがすごく印象的です。是非ともご覧になっていただきたいです。
釘宮 長い時を経過しているというのもあるのですが、見終わった後にいろいろ考えさせられる全6本だったような気がしています。何か一つのきっかけになるかもしれませんし、純粋に作品として楽しんでいただけるのももちろん嬉しいです。すごく明るく終えられて嬉しいなと思いつつ、最終回は別人のようにシリアスなミミで頑張りましたので、是非第1話からもう一度観ていただければ嬉しいです。
石田 エイポス的には6話の時点で、燐との決着がついて終わってしまうんですけれども、まさかそういう繋がりをしていくのかとちょっと感慨深いものがありました。是非ご覧ください。
名塚 私は最後だけの参加でしたけれども、1話からみなさんの想いをすごくたくさん詰め込んでいる作品だと思うので、最終話は絶対期待に沿えられるような形になっていると思います。ちょっとの出演でしたけど、参加させてもらえて、人間の欲望ってなんなんだろうなと感じたので、みなさんに少しでも何かを感じて頂けたら嬉しいなと思います。
うえだ 現場スタッフもみんな頑張って作っていますし、そういう意味でもご覧いただきたいです。いつも監督をやるときは、大傑作じゃなくてもいいんで、観た後に「あれ、もう一回見たいな。わりと面白かったじゃん」となるものを目指しています。それは僕に傑作を作る能力が無いだけかもしれませんが(笑)、「なんとなく引っかかるな、面白いじゃん」と思っていただけるのが一番嬉しいと思っております。そういうことも含めて、AT-Xにはぜひご加入していただき(笑)、ご覧いただきたいと思っています。
『Mnemosyne -ムネモシュネの娘たち』
○最終回:第6話「そして王国の扉へと……」
●放送局&放送日時:AT-Xにて7月6日(日)24:00〜 ※リピート7月12日(土)18:00〜
○DVD最新情報
●第3巻 6月25日発売 規格番号:VPBY-13056 価格:¥5,800(税込)
公式サイト
http://www.rin-asougi.com/
2008/7/1 アニ★ロコ
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