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2009/8/19

AVEX anim.o.v.e×宝野アリカ×AKINO インタビュー

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アニメ『頭文字D』のテーマソングなどでアニメファンからも親しみ深いm.o.v.eの新アルバム『anim.o.v.e 01』が、8月19日に発売された。
『anim.o.v.e 01』は『涼宮ハルヒの憂鬱』の挿入歌『God Knows...』や、『超時空要塞マクロス』から『愛・おぼえていますか』など有名アニソンのカバーや、ALI PROJECTの宝野アリカさんや桃井はるこさん、三木眞一郎さん、AKINOさんとコラボした楽曲などが収録されている。

そんな新アルバムが発売されたm.o.v.eと、今回アルバムに参加した宝野アリカさん・AKINOさんのインタビューが到着!!


――まず、アニメソングのカヴァーを中心としたアルバムを作ろうと思った経緯は?

motsu 2年前に『Animelo Summer Live』という、アニソンのなかでの最大のお祭りみたいなところに出させてもらったときに、非常にアウェーな感じで出たんですけど、パフォーマンスしたらすごく受け入れていただきまして。そのときに自分のなかでエクスタシーのようなものを感じて、「これはこのなかで何かできたらいいな」と思ったのが切っ掛けですね。で、やりたいやりたいって言い続けてきて、やっとかたちになるのに2年かかっちゃったんですけど。

――その2年の間にアニソンの世界で得るものもありつつ、構想を練ったりと。

motsu アニソンの世界というか、もっと意味的に広く、大きな世界ですよね。その世界の外側にいたものが内側に行くメタモルフォーゼのような期間だった気がします。ミイラとりがミイラになりにいったような(笑)。

――触れていくごとにいろんな感慨があったわけですね。

motsu 知れば知るほど奥が深いと思いまして、もっと知りたいもっと知りたい、気がついたら深くまでディグったなってところもあれば。

yuri 私はぜんぜん詳しくなかったもので、みんながいろいろ持ち寄ったアイデアとかいろんな曲を打ち合わせのときに聴いて。聴いたことのある曲もあって、普段m.o.v.eだったら歌わないような感じの曲もあって、そういうのにもあえて挑戦していこうみたいな、そういう切っ掛けになりましたね。アニソンは。

motsu やろうと思って2年かかったんですけど、その間に宝野アリカさんにお会いして。去年の『アニサマ』の打ち上げのときにお話させてもらう機会があって、bless4さんともお話して、そういう人物と出会えるチャンスがあったから出来たのであって。この期間があったから桃井はるこさんとも三木(眞一郎)さんともできたし、そういう点ではよかったですね。

――外側から内側に入っていくと仰りましたが、まさにいまは内側にいる状況ですよね。

motsu そう。だからこそ自信をもって勧められる作品だと思うし。

――そして本作でコラボレーションした宝野アリカさん、AKINOさんと共演されたのが昨年の『アニサマ』ですが、m.o.v.eお2人から見て、ALI PROJECTとAKINOさんのステージはどう映りましたか?

yuri 宝野アリカさんはハンパないですよね。ドラァグ・クイーンの方とかでも出てきて、これだけド派手にやれたらどんだけ楽しいだろうって(笑)。いつかはm.o.v.eも、ええ。それぐらい圧倒的世界観のステージで、素晴らしいなと。bless4の皆さんも息がピッタリで、ものすごく歌が素敵だし、鳥肌が立ちましたね。圧倒的と思いました、このお2方は。

――一方、宝野さんとAKINOさんから見てm.o.v.eのパフォーマンスはいかがでしたか?

宝野 あとからDVDで見て。一昨年のとき初めて出て、観客でm.o.v.eがアニソンやってらっしゃるって知らない人がいっぱいいたと思うんですよ、それなのにステージはあっという間にオタクの心を掴んだという感じがして「あ、すごい」って(笑)。私は別に観客を取り込もうという意識はまるでないでやってるほうなので、それをこういうふうに取り込むステージを見て、「すごいな、こういう人たちはどこに行っても受け入れられるんだな」ってそのとき思ったんです。

AKINO m.o.v.eのお2人さんは本当にカッコイイ。それでライヴパオーマンスがすごくおもしろくて。『アニサマ』ではmotsuさんが自転車で出てきて(笑)。

motsu あれはチャリに乗りたかったんです! それだけなんです(笑)。

AKINO それがすごくおもしろくて。普通だったらなかなかないですよね。

yuri ないない(笑)。

AKINO yuriさんのヴォーカルとmotsuさんのラップがマッチしていて、本当にパワーがいっぱいですごいなあって。羨ましい。今回いっしょにコラボできて本当に嬉しいです。

――カヴァー曲のなかに、フィーチャリング・アーティストを迎えたオリジナル曲を入れようという発案は元からあったんですか?

motsu オリジナル曲は最初半分くらいだったんだよね?

yuri そうそうそう。

motsu オリジナルとカヴァーを半々ぐらいにしたんだけど、フィーチャリングが僕たちのなかでおもしろくて、もちろんカヴァーもおもしろかったんだけど。m.o.v.e2人だけっていうのもいっぱい入れようと思ったんだけど、一切いらないねって。フィーチャーを3曲、カヴァー7曲にして。

yuri 私もそれでよかったと思って、フィーチャリングで協力していただいて本当ありがとうって。あるのとないのとではぜんぜん違うし。

motsu 今日もいっしょに喋っていて勉強になるし、桃井さんも三木さんもだけど、おもしろいっすねえ。

――その宝野さん、AKINOさんがフィーチャーされたオリジナル曲がまた素晴らしくて。まず宝野さんとの「LIBIDO」についておうかがいしたいのですが。

yuri kimuraさん(プロデューサーのt-kimura)がアリカさんとやりたがっていただけあって、きたなと(笑)。「これ私歌えるかな?」って思ったんだけど、歌えたらカッコイイなと思って、一発で好きになりました。

motsu kimura氏の並々ならぬ思いがね(笑)。あの作り込みに関してはね、kimura氏のオタク・パワーが全開になってね。みんなオタクじゃないですか、ここで本当にカミングアウトできましたね。「俺はオタクだぜー! ニコニコとか大好きだよー!」って(笑)。すっごい自由ですね(笑)。すごくしてやったりな気分です。

――一方参加された宝野さんはいかがでしたか?

宝野 私自身コラボレーションというのが初めてなのと、私を意識して曲を作ってくれたということで、それを聴いたときに……延々とイントロが長くて(笑)、いつ始まるんだろうって。

motsu あれはkimura氏の思い入れの……。

yuri 思い入れの長さです(笑)。

宝野 デモはキーボードのメロディーが入っていて、それだけじゃわかりにくいところをmotsuさんが裏声で仮歌を歌ってくれたんですよ。これで練習すればいいのかと思って、車のなかで何回も聴いて(笑)メロディーがハーモニーになっていて、そういうのないじゃないですか、一人でやる場合。自分があとからやるから。

yuri どっちも主メロで。

宝野 そうそう。わあもう嬉しいなって思ってレコーディングに臨みました。

――出来上がった感想はいかがでしたか?

宝野 出来上がった曲はミックスでさらにカッコ良くなっていて。(yuriとの)2人の声がぜんぜん違う、同じ艶があっても違う質の艶だと思うんですけど、それがいっしょに絡まってリボンみたいになって、すごく素敵だなって思いました。絹のリボンみたい。

――そしてそこに切り込むmotsuさんのラップもまたアグレッシヴですよね。

motsu そうですねえ、てんてこ舞いっていう感じでしたね(笑)。

――実際、mostuさんのパートでも「冷静沈着motsuMCでさえテンテコ舞いするこの共演」というリリックがあったり(笑)。

motsu そうなんですよ! 2本のオビにぐるぐるーってされて、あれーってはだけちゃう感じでした(笑)。

――そしてAKINOさんとの「優しい傷」ですが、こちらはしっとりとしたミディアムになりましたね。

yuri いちばん最後に録った曲なんですけど、ゆっくりした曲をやりたいなって思っていて、kimuraさんもそう言っていて。コラボの最後はAKINOさんだったので、パワーがあるイメージではあるんですけど、お互いチャレンジということであえてゆったりした曲をいっしょにやれたらなと思っていていたので。聴いたときはここまで影がある感じの曲でくるとはちょっと意外だったんですけど。そもそも2曲あって選んだんだっけ。AパターンとBパターンがあって。

motsu そうそう。AKINOイメージで2曲。それでyuriちゃんが選んだんだよね。

yuri うん。どっちも良かったんですけど、最終的にAKINOさんと2人で歌っているのを想像したときにしっくりくるほうを。自分が歌いたいというよりも、2人で歌ったときに浮かぶほうというか。

――そしてごいっしょに歌ってみたAKINOさんはこの曲にどんな印象を抱かれましたか?

AKINO 初めてこの曲を聴いたときに、自分のなかに3つの感情があったんですね。最初に感じたのは、本当に懐かしい気持ちだったんです。それで次に感じたのは寂しくて切ない気持ち。でも歌詞とメロディーをいっしょに聴いているうちに、すごい優しさを感じたんです、心のなかに。本当に、人の傷は変わるんじゃないかなって。

――さまざまな感情が込められたように、徐々に展開していきながら、ここでもyuriさんとの掛け合いが美しいですよね。そして一方で、AKINOさんがオリジナルである「創聖のアクエリオン」をm.o.v.eがカヴァーされていますが、これを聴いたときのAKINOさんの感想はいかがでした?

AKINO 「創聖のアクエリオン」はいろんな人がカヴァーしてくれてるんですけど、大好きなm.o.v.eさんがこの曲を歌ってくれのは凄い嬉しいです! 実際に聴いてみると元気でノリノリで、心がダンシングしちゃう感じで。motsuさんのラップも入っていて、m.o.v.eスタイルで、チョーいい感じなんですよね。

――さて、そんな魅力的な楽曲が詰め込まれた『anim.o.v.e 01』ですが、タイトルに"01"あるように、続編なんてのも……。

yuri よくそこにお気づきで(笑)。

motsu しれっとやったんだけどなあ、みんなに訊かれるんですよね(笑)。今回アリカさんにお願いしたんですけど、次はアリプロのカヴァーとか。毎回フレッシュっていうよりも、変わらないラインナップもあったほうが続きものっぽくていいのかな。これを肴にいろんなことができるなあって。それがアニソン文化の層の厚さなんだろうな、しゃぶってもしゃぶり尽くせないみたいな。

――あと、このラインナップでライヴもぜひ見てみたいですね。

motsu これはライヴやりたいですね! それぞれのバンドがあるわけだからそれも見たいし。4マンでもいいじゃないですか。あと三木さんとやってセリフがあったのもおもしろかったし、声優さんがいればシアトリカルなステージもできるじゃないですか。それだけあればステージは長尺でもお客さんは飽きないじゃないんかな。

――では最後に、ZAKZAK読者の方へメッセージをお願いします!

宝野 m.o.v.eさんのCDに私が参加していて、いままでとはちょっと違うものをお出していて。(アルバムの曲順では)『アクエリオン』を聴いたあとに『LIBIDO』が出てくるので(笑)、続けていろいろ聴いて楽しんでほしいなと思います。

AKINO m.o.v.eの新しいアルバムには、フィーチャリング・アーティストの曲も入っていて、有名なアニメ曲も入っています。そして『創聖のアクエリオン』も入っています(笑)。本当に光栄だし、いいアルバムになっているので、この暑い夏にはぜひぜひ聴いてほしいなと思っています。

yuri 初めてカヴァーとフィーチャリングをやらせてもらって大変だったんですけど、終わってみたらいい経験で楽しかったし、これを機にこれからもいろんな新しいことをおこなっていきたいなと思っています。ぜひ温かく見守ってください。

motsu 本当に、新しいカルチャーがまさにいま生まれようとするこの瞬間をですね、『anim.o.v.e』とともに目撃してほしいですね!



○商品情報
タイトル:『anim.o.v.e 01』
※CD+DVD
発売日:2009/8/19
価格:3,990円(tax in)
品番:AVCT-10170/B
発売元:エイベックス・エンタテインメント株式会社

※CDのみ
発売日:2009/8/19
価格:3,150円(tax in)
品番:AVCT-10171
発売元:エイベックス・エンタテインメント株式会社

 

文/澄川龍一
2009/8/19 アニ★ロコ

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