【最強!!バフェット流投資術】スター誕生には明るい見通し「アミューズ」 事務所そのものが強力なブランド化

 以前は芸能プロダクションが多数上場していたが、現在ではアミューズ(4301)のほかには(しいて言えば)エイベックス・グループ・ホールディングスくらいであろうか?

 アイドルやスター個人の人気(ブランド)に依存することが多い芸能プロダクションは、事業の継続性に不安があるからである。しかし、男性アイドル分野では他を寄せ付けない強い力を持つジャニーズ事務所は、SMAPの解散騒動で注目を浴びたが、次から次へとスターを生み出し、事務所そのものが強力なブランドになっている。

 これまでのアミューズの売り上げを支えてきたのは、桑田佳祐、福山雅治の2大スターである。この2人に続くポジションをポルノグラフィティとPerfumeが争っている。

 ミュージシャンのマネジメントが中心の同社だが、2010年に「龍馬伝」(福山雅治)、11年に「江~姫たちの戦国~」(上野樹里)と2年連続でNHK大河ドラマの主役を出したタレント部門もかなりの力を持っている。神木隆之介や吉高由里子などもアミューズ所属だ。

 課題はこのようなアーティストを今後も生み出していけるかどうかである。その点では比較的楽観できると筆者は考えている。

 BABYMETALは、坂本九さん以来ともいわれる米国でのヒットを記録し、ビジネス誌などでも大きく取り上げられたから読者もよくご存じであろう。

 ONE OK ROCK(ワンオクロック)も非常に人気のあるグループである。ちなみに、ボーカルのTakaは、ジャニーズ出身で、森進一・森昌子元夫妻の長男である。

 東京タワーの「ONE PIECE(ワンピース)」のテーマパークや海外事業なども手掛けているが、今後もアーティストのマネジメントが主要事業になると思われる。新しいアーティストが収益の柱になるまで、現在の主力アーティストらが健康で頑張れるかどうかが、同社の先行きを左右することになるだろう。(国際投資アナリスト・大原浩)=敬称略