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【介護離職に備えよ】親の加齢にともなうリスク対策お早めに 実践している40-50代は16%程度 (1/2ページ)

 介護離職者は現在、年間10万人を超えており、2020年前後には団塊ジュニアの介護離職者の増加が社会の大きなリスクになる。いまや、40-50代のサラリーマンが集まれば、高齢期を迎えた親や家族のこと、介護の悩みが話題になるのが一般的だ。

 とはいえ、「親は確実に年をとる=介護や認知症のリスクが高まる」という認識のもとに、積極的に情報を集めて備えている人はほとんどいない。弊社(オヤノコトネット)の調査でも、不安はあるものの、対策をしている40-50代はわずか16%程度しかいなかった。だが、加齢にともなうリスクは、いつでも誰にでも突然降ってくることを心得ておきたい。

 建設会社勤務のBさん(40代)は、東京都内で妻子と暮らしている。関西に住む両親は2人とも元気だったので、「親のこと」については何もしないまま過ごしていた。

 だが、ある日、母親から「お父さんが倒れた」と電話を受ける。庭に出た父親がいつまでも戻ってこないので様子を見に行ったところ、庭先で倒れているのを発見。あわてて救急車を呼び病院へ。一命は取り留めたものの、麻痺が残り、リハビリ生活を余儀なくされることになった。

 さらに、困ったことが起きた。今まで、毎週の買い物は父親が運転するクルマで買い出しに行っていたのだが、リハビリ中の父親は当然運転できない。困り果てた母親はBさんに『原付を買うか、自分でクルマを運転して買い物に行くか、どうしたらいいか?』と相談してきたのだ。

 年老いたペーパードライバーの母親に運転はさせたくない。原付に乗るなんて、もってのほかだ。Bさんはどちらの案も「やめてくれ」と言ったが、代替案は見つからなかった。

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