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【トップ直撃】アデコ・川崎健一郎社長、キャリア開発のリーディングカンパニーを目指す 派遣法改正の意義「働く方にとって選択肢が増えた」 (1/3ページ)

★アデコ・川崎健一郎社長(40)

 日本人の働き方が変わりつつあるなか、「キャリア開発のリーディングカンパニーを目指す」というトップは、ベンチャー企業から外資系という異色の経歴で「一流」を目指してきた。人材サービスで世界最大の売上高を誇るグループ企業の日本法人として、国内でも存在感を高めている。 (中田達也)

 --国内ではどのような規模ですか

 「規模は4番目で、外資系ではトップです。日本の人材サービス市場は米国に次いで大きい規模なので、グループとしても、非常に重要なマーケットと位置付けており、国内の大手にも早く追い着け追い越せといったところですね」

 --外資系としてのメリットは

 「外資に強いというイメージを持っていただいていますが、実際に日本に進出している外資系企業の多くとお付き合いさせていただいています。海外の人的ネットワークが日本で活用される点でも優位性があります」

 --現在注力していることは

 「派遣法が制定されて30年、アデコも日本に進出して30年です。2020年に向けて『キャリア開発が当たり前の世の中を作る』というビジョンを掲げています」

 --具体的には

 「キャリア開発というと、スキルや能力を高めるなど、より“上”を目指そうというイメージを持たれがちですが、決してそれだけではありません。仕事を現役で長く続けるという道筋をいっしょに考えることもキャリア開発だと考えています。一人一人の働き方に“伴走者”としてお付き合いしていきたいと考えています。今年が改革元年、人の働き方を大きく変える最初の年です」

 --派遣法改正の意義は

 「働く方にとって選択肢が増えたんじゃないかと思います。引き続き派遣で働く道もありますし、社員化の機会も増えています。トレーニングを受ける環境も整備されると思います」

 --社内の働き方改革も進んでいますか

 「障害者の方を含め、在宅勤務の拡大など新しい働き方を考えています。サテライトオフィスなど、オフィス以外で仕事ができる方法はないかという取り組みも進めています。また、副業についてもキャリア開発のために前向きに考えています」

 --本業がおろそかになりませんか

 「逆にほかの分野に触れるからこそ、自分の仕事にまったく新しいアイデアが出てくる部分もあり、われわれにとってもプラスになる可能性があります。何の変化もなく同じことばかりを繰り返してもモチベーションが続かないと思います」

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