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【介護離職に備えよ】「死後離婚急増」配偶者に頼れない時代 施設入居か、自分でケアするか… (1/2ページ)

 年末年始の帰省で、久しぶりに親と会った人も多いと思う。帰省と介護について、昨年12月30日の産経新聞に気になる記事が出ていた。ひとつは「義理の実家、帰省は嫌!?」、もうひとつは「“死後離婚”急増、介護不安…配偶者の親と関係解消」という見出しの記事だ。

 まず前者。22-50歳の既婚者360人への調査(フォト総研2016)によると、義実家への帰省に「気が重い」と回答した女性(妻)は34・2%で、男性(夫)の6・9%に比べて約5倍になっている。

 気が重い理由として、女性は「義家族との会話」に気を使うと60・5%が回答。対して男性は「気を使うことはない」が31%で、妻と夫の意識の違いは大きい。

 一方、「死後離婚」については、亡くなった配偶者の親やきょうだいとの関係を解消する「姻族関係終了届」を出す人が、2005年度には1772件だったのが、15年度には2783件に増えているという。「介護に巻き込まれたくない」という女性が多いそうだ。

 一昔前であれば、夫の親の介護は妻がやるという考え方が一般的だった。だが、夫婦共働きが当たり前になり、女性の社会参加を国が積極的に進めている現在の日本で、その考え方は成り立たない。

 超高齢社会を迎え、親の介護は誰にでも起こり得る。だが、配偶者に頼ることができない以上、施設入居か、自分でケアするかのどちらかしかない。

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