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【介護離職に備えよ】老後を「どこで、誰と、どう暮らすのか?」 元気なうちに暮らし方のシフトを (1/2ページ)

 私は講演活動も行っているが、最近多く依頼されるのは「高齢期の暮らし方」というテーマだ。老後を「どこで、誰と、どう暮らすのか?」を早めに家族で話し合い、準備しておくことの大切さを、事例を交えて解説している。ただ、この情報過多の時代に、多くの人が情報を咀嚼し、生かし切れていないことを感じる。

 高齢期の暮らし方を考えるとき、「老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」は避けて通れない。だが、なんとなくネガティブなイメージをもつ人も多い。特に“老人ホーム”という響きに「一人で生活できなくなった老親をやむを得ず入れるところ」というイメージを抱き、後ろめたいものを感じる人も多い。最近の報道などから、「老人虐待」「3K職場」「人手不足」という暗いイメージを持つ人もいる。

 高齢期の不安は多かれ少なかれ誰にでもある。病気や、家庭内の事故などを心配する人は多いだろう。介護についても、周囲の人の話などから「明日はわが身」といったことを少しずつ感じているはずだ。だからこそ、早めに暮らし方をシフトすることがリスクヘッジになる。

 多くの親は、住み慣れた自宅で最期まで暮らしたいと願う。子供から同居や近居を切り出されても、「一人が気楽だ」とか「面倒はかけたくない」と拒否するケースも多い。もちろん、自宅で最期まで暮らし続けるという選択は間違っていないが、そのためにはしっかりとしたライフプランの設計が不可欠だ。

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