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【トップ直撃】国産クラウドの開拓者たれ IDCフロンティア・石田誠司社長、「週休3日」働き方改革でも業界をリード (1/3ページ)

★IDCフロンティア・石田誠司社長(48)

 顧客のコンピューターサーバーを預かり運用するデータセンターを基盤に、ネットワーク上のクラウドサービス、そして新たなビジネスの触媒となるデータ分析へと事業の拡大を続けている。ギタリストとしての顔も持つトップは、「国産クラウド」で海外勢を迎え撃つ一方、「週休3日」など社員の働き方改革でも業界をリードする。 (中田達也)

 --データセンターというのはどのような業務ですか

 「コンピューターシステムを24時間お預かりして、セキュリティーが確立されたところで守るというのがそもそもの役割です。クラウドの時代になって、われわれが機器を購入してお貸しするということに変わりました。今ではお客さまが扱われているデータを当社側でもお預かりして、分析するサービスも手がけています」

 --データの分析とは

 「ビッグデータの分析には大規模なコンピューターのパワーが必要ですが、月額で提供することで安価にいつでも分析していただけるようになっています」

 --具体的には

 「たとえばお客さまがオンライン証券の場合、デイトレーダーがどんな銘柄を好んでいて、どういうサービスがおすすめなのかなどを解析していただくことができます。さらには、デイトレーダーの行動パターンを『表に出ることが少ないので、ネットで水やトイレットペーパーを大量に発注する』と分析して、別のお客さまであるEC(電子商取引)サイトを呼び込んだり広告を打つこともできます。逆にいうと、水やトイレットペーパーを大量に発注している人はデイトレーダーかもしれないので、オンライン証券の情報を提供する、といった具合にビジネスをマッチングすることもできるわけです」

 --データの取り扱いについては

 「もちろん、個人情報を抜いた属性だけのデータを、お互いに許可をいただいたお客さまの間だけで合わせるということです。データはインターネット上ではなく、当社内にあるのでセキュリティーも保たれています」

 --中途採用にも積極的ですね

 「とにかく採用、採用、採用です。これぐらい号令をかけないと採れません。特にネットワーク技術者やサーバーエンジニア、データベース系は競争も激しいですね」

 --中途採用者には最初に1カ月の休暇と100万円の支給があるそうですね

 「優秀な人ほど前職で有給を消化しきれずに転職ということになりがちです。入っていきなり休むことでウオーミングアップできるんじゃないかと思いますし、いい意味でのプレッシャーにもなるようです」

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