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【介護離職に備えよ】親子で「本音の会話」が少ない日本人 この先、どう暮らしたいかを話し合っておく (1/2ページ)

 先日、「ひとごとではない介護離職~親が老人ホームに暮らすという選択~」というテーマで講演した。東京・新橋で19時からのセミナーということもあり、参加者はスーツ姿の40-50代の男性が大半だった。主催社によると、参加者へのアンケート結果には「先延ばしせず、親と話し合う必要性を感じた」という声が多かったらしい。

 私がセミナーで強調しているのは、「親が元気なうちに、この先、誰と、どこで、どう暮らしたいのかを話し合っておく」ことの大切さだ。加齢にともなって高まるさまざまな潜在リスクを把握し、「備え」をしておくことで、介護離職のリスクを抑制できる可能性があるからだ。

 ただ、現実に40-50代の男性は仕事が多忙ということもあり、高齢期の親の将来についてあまり会話していないのが実情だ。ところが先日、カリフォルニアで3年間暮らして帰国した40代の知人の一言に衝撃を受けた。彼が「アメリカではオヤノコトは成立しないのではないか」と語ったからだ。

 知人によると、「アメリカでは、親が高齢だろうがなかろうが、ケアするのは子供の最優先事項であり、オヤノコトと言われるまでもない」そうだ。一般的な米国の家庭の子供は18歳で自立して家を出るが、基本的に大切なのは「家族」。親から依頼されれば最優先で対応することが身についているそうだ。

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