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「中国は自由貿易主義だ」習氏の言葉を逆手にとれ! 大甘過ぎた米国、目覚めれば他国追随も (1/2ページ)

 トランプ米政権は新国内政策の目玉である医療保険制度改革(オバマケア)代替法案が撤回を余儀なくされ、出だしからつまずいた。失地挽回は通商など対外政策に求めるしかない。

 4月には、先の日米首脳会談で合意した日米経済対話が始まるばかりではない。大統領は安倍晋三首相も招いたフロリダ州の別荘「マール・ア・ラーゴ」で中国の習近平国家主席と会談する。

 習氏は「保護主義を追い求めることは、暗い部屋に閉じこめるようなもの」(1月の世界経済フォーラム=ダボス会議=での発言)と大見得を切った。実際には、中国こそは関税・非関税両面での貿易障壁を張り巡らせている。市場は共産党官僚の裁量次第で不透明きわまりない。

 対するトランプ氏は「公正貿易」の名のもとに高関税による制裁を振りかざすので、保護貿易主義者のレッテルを貼られているが、米国が公正で透明度の高い自由な市場国家であるという現実は世界のだれもが認めるだろう。米中首脳があべこべの立場で話し合うとは、何とも面妖だ。

 グラフは米中の世界貿易シェアの推移である。中国は世界最大の輸出大国であり、米国は最大の輸入国で、中国は輸出をひたすら増やし、輸入を減らしている。米国は輸出、輸入とも上向きだが、輸入が圧倒的に大きい。中国は典型的な重商主義国であることは明らかで、それをおくびにも出さずに「中国は門戸を開き続け、閉じることはない」(ダボス会議での習氏の発言)とはよくぞ言ったものだ。

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