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「戦犯」不在、東芝臨時総会 株主、怒りあらわ「恥を知れ」 (1/2ページ)

 「東芝は『リーディング・ウソベーション』」「恥を知れ」-。千葉市美浜区の幕張メッセで30日開かれた東芝の臨時株主総会。東芝を愛し、支え続けてきた株主は「名門」を経営危機に陥れた経営陣に厳しい言葉を浴びせ続けた。株主の怒りの訴えに対し、淡々と答える綱川智社長ら経営陣の対応に会場のボルテージは上がる一方だった。

 午前10時、総会は静かに始まった。議長を務める綱川社長は会場を埋めた1343人の株主を前に、「株主の皆さまに度重なるご迷惑をかけ、おわびいたします」と謝罪。米原発子会社ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の経営破綻で巨額赤字に陥った経緯や債務の整理、社会インフラ事業を中核とする東芝の新たな成長戦略などを説明した。

 開始から約40分が経過したころ、突然静寂が破られた。ある男性株主が発言したいときに挙げる赤いうちわを掲げながら、「動議!」と声を張り上げる。だが、綱川社長は「静粛に願います」といった後は、男性の存在を無視するかのように説明を続けた。

 経営陣と株主が直接対話できる質疑応答は午前11時前に始まった。会場のあちこちから10以上の赤いうちわが上がる。立ち上がってアピールする株主の姿もあった。質問は、東芝の企業体質に対する批判や経営陣の責任問題を追及するものなど、多岐にわたった。株主の質問が「一人1問、2分以内」と決められていることに対しても、「到底足りない」と非難の声が相次いだ。

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