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【ぴいぷる】「ソース」でアメリカン・ドリーム 吉田潤喜氏、成功と失敗繰り返し年商250億円「破産しかけ拳銃をこめかみに当てたことも…」 (1/3ページ)

 この人の目にいまの米国はどう映っているのだろう。

 約50年前に日本から裸一貫で渡米、成功と失敗を繰り返しながら世界的ヒット商品「ヨシダソース」を生み出し、年商約250億円まで拡大させた「米国のソース王」。カウボーイハットがトレードマークだ。

 「ワンマン経営者でわがままでボンボンのトランプが、畑違いの政治の世界でどこまでできるのかは、ちょっと疑問かな。大統領に選ばれたのはすごいことなんだけどね。アメリカはずーっと右派と左派が戦いながらも何とかバランスをとってきた。トランプ政権誕生で、そのバランスが崩れてきた怖さがある。これまでで一番不安な気がするよ」

 1964年開催の東京五輪で米国への憧れに火が付き、大学受験失敗を機に19歳で渡米。ベトナム戦争が泥沼化していく時期だった。

 「ベトナムから米軍兵士の死体が空輸で運ばれてきて、反戦運動もものすごかった時代だね。差別も激しくて、僕もよく道端でケンカを売られたよ。彼らにとってはベトナム人も日本人も韓国人も、みんな一緒だったんだ。当時の僕は不法就労者だったから、いつ捕まって強制送還されるかも分からなかった」

 身を助けたのは空手だった。3歳のときに事故で右目を失明し、それを理由にいじめを受けたために習っていた。

 道場を開いてみると評判を呼び、ワシントン州とオレゴン州における日本空手道連盟の主席師範にも任命される。

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