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【介護離職に備えよ】「介護型隣接」でシニア向け住宅の成長期待 自立期から要介護期にスムーズに住み替え可能 (1/2ページ)

 先日、千葉県流山市にオープンしたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を見学してきた。場所は、東武野田線の「江戸川台」駅から徒歩で10分程度の閑静な住宅街にある。もともと隣接した敷地に自立型の高齢者向け賃貸住宅が先にあったので、その隣の敷地に新規に“介護型”のサ高住を建設したという。

 実は、同じ敷地内に自立型と介護型の2つの施設があることは大きな肝である。高齢になると、どうしても身体機能や認知機能にも衰えが出始める。子供世代にとって、両親が健在であればまだ安心していられる面もある。だが、親が1人暮らしになると、防犯や病気、ケガなど、何かと心配になるものだ。

 とはいえ、まだ介護認定も受けていない元気な親にいきなり老人ホームへの入居を勧めるわけにもいかないだろう。そんな子供世代にとって、シニア向けの自立型賃貸住宅と介護型のサ高住が隣接していることは心強い。ここでは、便利で安心な住まい環境が実現しているのだ。

 ところで、サ高住はもともと「高専賃」(高齢者専用賃貸住宅)という制度から引き継がれたものだということをご存じだろうか?

 高専賃は、ほぼ自立している高齢者が円滑に入居し、安心して暮らせる賃貸住宅の整備を目的に2001年10月にスタートした制度で、11年10月にサ高住に引き継がれた。今回見学した物件は、もともと自立の高齢者向けの高専賃が建っている敷地の隣に“介護型”のサ高住を建てたものなのだ。

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