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【ぴいぷる】“なにわのカリスマ添乗員”平田進也、日本一のもてなし魂 「けなした後に救う」話術でオバちゃんイチコロ (1/3ページ)

 濃い口紅とブルーのアイシャドーにブロンドのウィッグ。目鼻立ちのはっきりした白人女性なら絵になるメークも、還暦間近のオッサンが施すと恐ろしいものがあるが、これが「なにわのカリスマ添乗員」の正装だ。

 国内最古の旅行会社「日本旅行」(大阪市)の社員として企画したツアーに同行し、移動中のバスでは参加客を3時間でも4時間でもぶっ通しのトークで歓待。宴会では前述のメークで「進子ちゃん」に変身し、爆笑を巻き起こす。

 参加するファンは40~70代の女性が大半。とりわけ関西のオバちゃんたちは手ごわい。

 「上から下までトラやヒョウやピューマの服で固めた檻に入れておいた方がええようなオバちゃんたちをヒーヒー言わせて喜ばすのは至難の業ですよ」

 オバちゃんたちは旅先で群れをつくり、縄張りに入るよそ者を警戒。食事時にビールを出すのが遅れれば牙をむき、隣の皿の甘エビが自分の皿より1匹でも多ければ、かみついてくる。こんな元気なオバちゃんたちを、鞭の代わりに巧みな話術でもてなす。

 「オバちゃんたちにはけなした後に救うトークが効きます。例えば『あんたらは手入れしてないからそんな肌。ええ化粧品使こたら、ゆで卵みたいに殻むけてプリンとした白い肌がでてくる。まだまだ可能性はある。こないだの婦人会では言うてない、あんたらやから言うんやで!』て言えば『うれしー!』って、喜んでくれて後がうまいこといく。少々文句があってもクレームになりません」

 緩急自在の話術は生まれ持ったものではなく、子供のころは人見知りだった。

 「おやじから『存在感がない。しっかりせえ!』と叱られ、自分を変えようと中学1年の時に立候補して学級委員長になりました。クラス会の司会では緊張で手が震えましたが、先生のモノマネをすると、どっとウケて、笑いのすばらしさに目覚めました」

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