記事詳細

【経済快説】就活生「会社選びの3原則」 自分の「人材価値」に焦点を絞ろう (1/2ページ)

 2017年3月に卒業し就職を希望した大学生の就職率(4月1日時点)は97・6%(前年同期比0・3ポイント増)で、6年連続で上昇したことが、厚生労働省と文部科学省の調査で分かった。1997年の統計開始以降、過去最高で、2年連続の記録更新だという。

 大量採用の結果、人材の質が落ち、後に「バブル採用組」が問題になった当時の二の舞いにならないのか、企業側の状況に少々心配な面はあるが、大学を卒業しても就職先が見つからないのではないかと学生が不安そうにしていた数年前の状況よりははるかにいい。

 これは、アベノミクスの成果の一つだと言ってよかろう。ただし、若年労働力の人手不足は日本経済の構造的な問題であり、喜んでばかりもいられない。

 さて、こうした「売り手市場」の時代に、学生は、どのように会社を選んだらいいのだろうか。

 よくある答えの一つは、「将来性のある会社を選べ」だが、筆者は、このアドバイスに反対だ。なぜなら、会社の将来性は、学生にはもちろん、プロでも評価などできないからだ。

 特に10年、20年単位でみた会社の将来など誰にも分からないのだから、学生はこの点を悩んでも仕方がない。会社の将来性よりも、もう少し身近にあって多少はコントロールが利く、自分の「人材価値」に焦点を絞り、職業人生の戦略を立てる方がいいというのが筆者の意見だ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう