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大規模修繕工法や費用は?未知の問題そびえるタワマン、「標準」なく今後明らかに (1/2ページ)

 タワーマンション(タワマン)というのは、一般的に20階以上の超高層タイプの集合住宅を指す。最近ではこの最低基準の2倍となる40階どころか、3倍の60階に迫る物件も珍しくなくなった。

 このタワマンという類の集合住宅が、日本で当たり前のように供給され始めたのは1997年に建築基準法が改正されて以降のことである。この規制緩和によって2000年ごろからタワマンの供給ラッシュとなった。それは今も続いている。

 一般に、分譲型のタワマンは竣工後12年から16年くらいを経過した時期に大規模修繕工事を行う。足場を組んで外観を覆い、外壁の傷みを補修する。あるいは、古くなった上下水道の配管を取り換えたりする。

 もちろん、それには多額の費用がかかる。おおよその目安は1住戸につき100万円だ。

 日本に分譲型のマンションが普及しだして、おおよそ50年。まじめに大規模修繕を繰り返しているマンションは、すでに3回以上の大規模修繕を経験しているはずだ。

 私は、必ずしも十数年に一度の割合で大規模修繕が必要だとは思わないが、その議論はひとまず置く。

 タワマンの場合は大量供給が始まってから、まだ20年。もちろん、なかには築30年以上の物件もあるが、ごく少数でしかない。また、タワマンは各ゼネコンが時々の最新技術を用いて建設しているので、物件ごとにかなり仕様が異なる。

 つまり、まだまだ経験値が足りなくてマニュアル化できていないのが、タワマンの大規模修繕なのだ。

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