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【人生二毛作】生保営業マンが「命を守る」…起業企業戦士のメンタル不調を救済、「命を救う仕事はやりがいがある」 (1/2ページ)

 営業マンが営業のコンサルタントになっても当たり前すぎて驚かないが、精神医療に関わる仕事を始めたと聞けば、「え、何で?」と思う。

 岡田基良さん(53)は大学卒業後、安田生命保険相互会社(当時)に入社。最年少で営業課長、統括営業部長を歴任し、順調な出世コースを歩んできた。師と仰ぐYSコンサルタント会長の佐藤康行さんが脳出血で倒れたことが、独立のきっかけ。「岡田くん、手伝ってくれないかとスカウトされまして」

 2004年に退職。2年後、YSコンサルタントを設立し代表に就任。現在、営業コンサルタントとして年間200回を超えるセミナー、講演、研修会を行っている。

 15年12月に改正労働安全衛生法が施行され、企業のストレスチェックが義務づけられた。「ある大手航空会社の社長から、メンタル不調の未然防止研修ができませんか」と相談を受けたのが、新しいビジネスのヒントになった。

 多くの企業は社員のメンタル面の対策に苦慮している。そこにビジネスチャンスがあると見たのだろう。法改正は社会のニーズがあるということでもある。さすが機を見るに敏な営業コンサルタントだ。

 「メンタルヘルスはお金じゃなく、一個の命をどう守るかということなので」。コンサルでやる仕事ではないと判断。2年前、東京・日本橋にYSメンタルヘルスを立ち上げた。メンタル不調の未然防止、ストレスチェック、職場復帰支援、戦力化研修などのサービスを企業に提供している。これはいわば「三毛作」目で、物を売って利益を上げる営業とは正反対、新しい分野への挑戦だ。

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