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【今日から始める10万円株】覇権争い勃発の仮想通貨関連銘柄 「さくらインタ」、「フィスコ」など

 2017年3月期決算が出揃ってから2週間ほどが経過した。この間、業績好調の銘柄中心に買われ、日経平均株価は2万円を突破。まだしばらく業績相場が続く可能性はあるが、為替相場が急速に円安に傾かない限り、物色の矛先は次第にテーマ株へシフトしていくものと思われる。

 ただ問題は、現在の株式相場に主役となりそうな注目テーマが欠けていること。政府は6月2日に「骨太の方針2017」の素案を発表したが、これまでのところ市場ではほとんど材料視されておらず、国策不在相場が続く可能性が高い。そうなると、相場がテーマ株にシフトした場合、買いの矛先はどこに向かうのか。やはりこれまでも度々人気化してきた注目テーマに向かうしかないだろう。今回は、注目テーマの1つ「仮想通貨」関連の10万円株を紹介しよう。

 現在、仮想通貨は企業が独自に流通しているものを含めると数百~1000種類以上あるとされる。シェアトップの「ビットコイン」をはじめ、今後は世界中で覇権争いが勃発するのは確実の情勢だ。その過程で、株価が大化けする関連銘柄が出てくることへの期待は大きい。

 まず、レンタルサーバー事業を手掛けるさくらインターネット(3778)。取引所システムを開発する企業などと提携し、仮想通貨の中核技術であるブロックチェーンの活用基盤を構築している。仮想通貨市場が拡大するにつれ、同社の出番も飛躍的に増すだろう。株価は6月5日現在(以下同じ)で930円。9万3000円で購入可能だが、できれば800円台で仕込みたいところだ。

 金融情報サービスのフィスコ(3807)は、自ら取引所を設立しているほか、小売企業に仮想通貨決済のシステムを提供するなど仮想通貨の普及に積極的。株価は5月下旬に急騰しており、300円台前半まで調整したあたりがベターか。3万円強で購入できる。

 穴株としては、仮想通貨事業に積極投資しているJトラスト(8508)が面白い。アジア金融事業のつまずきなどによって業績が悪化し、株価が低迷しているいまが狙い目。8万円程度で仕込めるが、値動きが激しいだけに損切りラインはきっちり設定しておきたい。 (吉田礼音)

 【2017年6月7日発行紙面から】

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