記事詳細

【株式フジ】この1年間の“懸念”すべてハズレ… 米景気悪化と株価下落リスク (1/2ページ)

 ほぼ1年前の2016年6月24日の東京市場ではEU残留の是非を問う英国国民投票で、大方の予想に反し「離脱」が選択されたことから、日経平均は1286円安の1万4952円と急落しました。いわゆる「Brexitショック」です。英ポンドの急落=英国景気低迷が世界景気の足を引っ張るとの見方が台頭したのです。しかしその後、イングランド銀行の金融緩和が懸念を払拭しました。16年11月の米大統領選でも、大方の予想に反しトランプ氏が当選したことから、保護貿易政策が懸念されましたが、金融規制緩和・大幅減税・巨額インフラ投資への期待がそれを上回り株価は急騰しました。

 17年になると、「トランプ期待」の剥落が懸念され、日本でも安倍首相を巡る問題が国会で追及されたことから、株価が下落するとの見方が支配的になりました。しかし、実際はそうはなりませんでした。それどころか米株は史上最高値を更新し続けました。足元でも米時間14日の米FOMCで追加利上げと同時に、金融緩和時の資産買い取りによって膨張した米FRBのバランスシートの縮小が表明されました。FRBの姿勢の変化は米景気悪化と米株下落リスクになると指摘されていましたが、ここまでその動きは見られていません。この1年間、懸念はすべてハズレになっています。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース