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8月から2部降格の東芝株 投げ売り必至、上場廃止観測も

 東芝は有価証券報告書を法定期限である6月末までに提出する見通しが立たない。このため、東証は8月1日付で東芝株を東証1部から2部に降格する方向で、7月早々に発表がありそうだ。

 2部降格が正式決定すれば、ETF(上場投信)に組み入れられた東芝株の投げ売りは必至。株価の急落は避けられそうにない。

 日経平均株価は主要225銘柄で構成される。一連の不祥事で株価が大幅に下がったせいで、東芝の構成比率は2000分の1程度とかなり小さくなってしまった。

 ただ、東芝は日経平均連動タイプとTOPIX連動の両方に大量に組み入れられている。2部降格となれば、株価水準やその日の市場の状況によらず、降格前日に一斉に売られることになる。

 シャープも債務超過で2部に転落したが、再建への期待から下値を拾う投資家は少なくなかった。しかし、東芝の場合は上場廃止観測を抱えた状態での2部転落が予想され、簡単には手を出しにくい。最悪の場合、ETFの投げ売りで何日も値が付かないケースも懸念される。

 【2017年6月19日発行紙面から】

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