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日銀の秘策「超ウルトラC」とは? 緩和打ち切り後にやって来る債務超過

 日銀が現行の金融政策の「出口」を迎えると、大量に購入した国債の含み損などで債務超過に陥る公算が大きい。しかし、日銀内では債務超過を回避する「超ウルトラC」が検討されているもようだ。

 日銀は「消費者物価の2%上昇」を政府との共通目標に設定。これが達成できれば金融緩和政策は役目を終える。

 ただ、緩和打ち切り後、金利上昇が始まれば、日銀が買い集めた低利回り国債の価格は急落する。しかも、日銀が民間金融機関から預かる準備預金の利率も上がるので、日銀から民間金融機関への支払いが増え、財務状態の悪化は避けられない。

 そこで秘策である。会計ルールを変えればいい、というわけだ。

 日銀は1枚の1万円を約20円の原価で発行しており、差額は理論上、日銀だけに許された「通貨発行益」になる。将来確実に見込まれる通貨発行益を「繰り延べ資産」として計上すれば、帳簿上の資産はいくらでも増やせる。

 デフレ脱却作戦が仮に成功しても、後始末はいろいろと面倒なことになりそうだ。

 【2017年6月21日発行紙面から】

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