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【介護離職に備えよ】激増予想される“空き家”問題 いずれは3軒に1軒という予測も… (1/2ページ)

 先日、知人と話をしていて、空き家問題について考えさせられた。彼が言うには、自分が若かりし頃、長野県の実家の近くには数十軒の隣家があり、近所づきあいを通してお互いに見守りあっていた。それが今では帰省するたびに空き家が増えていくという。夜には電気のつかない空き家ばかりに囲まれて、防犯面を考えても恐怖を感じたそうだ。

 実家には年老いた両親が夫婦だけで暮らしているらしい。彼の心配は痛いほどわかる。現在、彼は両親を東京近郊の老人ホームかサービス付高齢者向け住宅に引っ越させようかと真剣に考えているという。

 このようなケースで悩む人は現在でも相当数いるはずだ。そして、これからも増えるだろう。

 新聞には新築マンションや分譲住宅の折り込みチラシがたくさん入っているから、空き家が増えている、と言われてもピンとこない人もいるかもしれない。だが、2014年の総務省のデータでは、空き家は820万戸。わが国の総住宅数6063万戸に対して、ほぼ7軒に1軒が空き家ということになるのだ。

 空き家は何が問題なのだろうか?

 まずは、人が住まないことによる急速な建物の老朽化(倒壊などのリスク)がある。また、台風や地震など自然災害による倒壊などの防災問題がある。そして、前述の通り、不法侵入や不法占拠など、犯罪に利用される防犯上の問題などもある。つまり、空き家を放置することは近隣住民に大きな迷惑をかけることになるのだ。

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