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【介護離職に備えよ】医師常駐、終末ケアも多様化進む「サ高住」 (1/2ページ)

 シニア向けの「賃貸住宅」であるサービス付き高齢者向け住宅(以下サ高住)については、これまでも何度か触れてきた。サ高住は賃貸住宅というところがキモで、老人ホームとは似て非なるものである。

 安否確認と生活相談のサービスが受けられる点が特徴ではあるものの、あくまでも賃貸住宅なので、入居には敷金・礼金が必要。入居後も賃料や管理費、光熱費、食事代などのほかに、サービス提供料がかかるのが一般的だ。

 一方、介護付有料老人ホームは利用権を買うもので、不動産でもなければ賃貸でもない。入居一時金は数百万円から数千万円と高額だが、介護状態になっても同じホーム内の介護棟に移るなどして、最期の看取りまで面倒をみてもらえる。

 とはいえ、サ高住は高額な初期費用がかからず、利用のハードルが低いため、最近は人気があるようだ。ここにきて、多様化も進んでいる。

 これまでサ高住は、ある程度の自立した生活が可能な高齢者を対象にしたものというのが原則だった。だが、現実には介護サービスの提供が必然とならざるを得ない対象者も多くなっている。そのため、認知症が進んだ高齢者や胃ろうや吸引が必要な人を受け入れるサ高住も増えているようだ。

 サ高住と在宅介護事業所が一体化した施設も珍しくなくなっている。医師が常駐するサ高住やリハビリ施設を併設したものもある。なかには、サ高住に併設された訪問診療や訪問介護のステーションが、入居者だけでなく地域一帯にサービスを提供する例も少なくない。

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