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【サラリーマン特報】ブレブレで失敗?プロが伝授 スマホでキレイ花火マル秘撮影術

 今年も花火大会のシーズンがやってきた。目の前の感動を残そうと、ついスマートフォンのシャッターを押したものの、「ブレブレで失敗」という経験も多いだろう。そんなあなたに、プロの奥義を伝授する。

 「花火の世界は日進月歩。一つとして同じ花火大会は無い」と語るのは、『眺望絶佳の打ち上げ花火』(玄光社)の著者で花火写真家の金武武さん(54)。

 17歳の時に初めて見た花火大会で心奪われ、以来37年にわたり花火を撮り続けてきた。現在、1年間に撮影する花火大会は約50。写真展、イベント、メディアでの作品発表、また、花火の解説や講演会、撮影ツアーなど、花火の魅力を多くの人に発信し続けている。

 そんな金武さんに、スマホでも手軽に花火を撮影するコツを聞いたところ、「実は、スマホで花火を撮るのは、私でも難しいのです。ピントが合いにくく、露出の調整に失敗しやすい」という。しかし、諦めるのは早い。スマホでも、4つのポイントを押さえることで、きれいな写真が撮れるという。

 第1は、被写体選びだ。撮影する花火の種類を選ぶこと。金武さんのオススメは「冠菊(かむろぎく)」と呼ばれる花火の輪が大きく広がり、光が下方まで長く垂れるタイプ。明るく、光を発している時間が長いので、スマホでもピントや露出が合いやすいという。

 第2はタイミング。数十発から数百発を連続して打ち上げる「スターマイン」が始まれば撮影のチャンスだ。「スターマインの最後に『冠菊』が上がるパターンが多いので、スターマインが始まったら、素早く撮影準備です」

 第3は、ズーム機能の使い方。「打ち上がってから迷いながらズームするのではなく思い切って最初からズームにしておき、花火を画面いっぱいに撮ったほうが、迫力ある写真が撮れます」

 第4は、構え。「花火大会会場で見回すと、スマホを体から離し、片手で構えている人が多い」と金武さん。スマホは両手でしっかり握り、肘を体につけ脇を締めるように構えると、ブレを防げるという。

 「日本の花火は、一発一発に込められた技と色が、とにかく素晴らしい。日本人が作る花火の美しい色の変化にも注目して楽しんでほしい。花火は、数万人、数十万人が同時に楽しめる大きなアート。素晴らしい花火大会を観ると、自然と涙があふれる」と熱く語る金武さん。日々進化する日本の花火。今年の花火大会を思い切り楽しもう。(渡辺タカコ)

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