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【今日から始める10万円株】「リスク覚悟」の1万円台銘柄、なぜネット投資家たちは群がるのか? (1/2ページ)

 最近、株価が極端に安い超低位株の乱舞が目立っている。株価が高く、時価総額も大きい優良企業に資金を投じることを「投資」と呼ぶなら、株価が100円台、もしくはそれ以下の銘柄を買う行為は「投機」と呼んでいいだろう。後者のような企業では、極端な場合、倒産リスクもつきまとうことになる。

 では、なぜネット投資家たちはこのような銘柄に群がるのか? 答えは、短期間で大きなパフォーマンスを狙うことができるからだ。誤解を恐れずに言えば、大きなリスクを取ってでもハイリターンを狙う「丁半バクチ」のようなものだ。

 直近の例では、ニッケル製品の販売や学習塾などを展開するエス・サイエンス(5721)に短期投資家の資金が群がった。同社の株価は今年4月に36円の安値をつけたが、6月7日から人気化し、7月5日には238円の高値まで駆け上がった。この6倍高をまるまるゲットした投資家はほとんどいないはずだが、それでも多くの短期投資家が現在のところ、利益を手にしている状態だ。

 あえて「現在のところ」と書いたのは多くの場合、株価が元の水準に戻ってしまうことが多いから。株式投資では、買い手が多ければ需給だけで株価は上がるもの。このようなケースでは、最後は投資家同士の「ババ抜き」となってしまい、誰かが大損することになる。

 もちろん、会社の業績が大きく変化するなど、ファンダメンタルズが改善すれば話は別だが…。

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