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不倫がバレた人気俳優のような?マジメな改良「ホンダ・フィット・マイナーチェンジ」

★ホンダ・フィット・マイナーチェンジ

 うーん、なんてマジメなんだろう、新型フィット!

 2013年に現行3代目がデビューして以来、今回が初のビッグマイナーチェンジとなるが、その間、フィットは最大の売りである1・5リッターハイブリッドの7速デュアルクラッチミッションでリコール連発。原因はそれだけじゃないものの販売は低迷。

 初代は国民車トヨタ・カローラを上回るほどの人気を誇ったが、今は国内販売ランキングで5位前後をさまようまでに。

 そのためか新型“マイチェン”フィットには、不倫がバレて落ちた信頼を取り戻そうとする人気俳優のようなマジメな改良が施されている。

 外観は前後バンパーはもちろんグリルまで変更。新たに両サイドが張り出したワイルドマスクをまとい、リアのLEDライトはグレードにもよるが明るくきらめくタイプになった。

 インテリアも造形は変えないまま、全面的にクオリティーアップ。特に上級ハイブリッドグレードには今までにない本革風マテリアルを使用。結果、シートの座り心地を含めて相当、上質化している。

 走りもハイブリッド、ガソリン車ともにパワースペックに変わりはないが、明らかに質感アップ。特にハイブリッドは不自然なギクシャクが減って、厚みのある加速が瞬時に味わえるようになった。

 気になるモード燃費もハイブリッド最良モデルが、0・8km/L向上して37・2km/Lに。残念ながら直前にライバル、トヨタ・アクアがそれを上回ったので、クラストップとはならなかったが、それでも大幅向上。

 何より全体を通じて、マジメな改良っぷりが光る。とはいえ、一度失った信頼を取り戻すのは容易ではない。果たしてフィットは再び国民的コンパクトカーの座に返り咲けるのか。そこに注目なのであーる!(自動車ジャーナリスト・小沢コージ)

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