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【住まいの処方銭】入居者の「役割」備えたサ高住 “任務”こなし認知症状の軽減も (1/2ページ)

★賃貸で暮らす(6)

 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に入居する理由として、人目があり、安心できることが挙げられる。だが他力に頼り切った生活は“脳力”が鈍るかもしれない。

 そんな中、地域と連携して、入居者の自主性を重んじるサ高住がある。

 千葉県や東京都城東エリアで展開する「銀木犀(ぎんもくせい)」。建設中を含めて9件あるが、入居者が何らかの役割を担う点が特徴だ。“任務”があることで、認知症状が軽減されたり、介護度が改善したりした例が少なくない。

 昨年12月に完成した千葉県浦安市の銀木犀は、定員44人のところ現在45%が入居中。平均年齢83歳。全員が介護認定を受けており、要介護度の平均は2・5だ。近隣からの入居が多いが、他の銀木犀が満室のため、都内から転居してきた人も。

 役割の一つは、駄菓子屋での対応だ。玄関を入ってすぐ店舗がある。近隣の子供たちが訪れ、入居者の“店長”とやりとり。他の銀木犀にも駄菓子屋がある。ときには、認知症状のある人が対応し、おつりを間違えると子供が指摘する。

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