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【介護離職に備えよ】団塊ジュニアが50代に突入 2020年に迎える“2つの危機” (1/2ページ)

 世間は2020年の東京五輪に向けて盛り上がっているが、私は常々、「20年前後が危ない」と言い続けている。

 それはなぜか? 答えは簡単である。

 人口のボリュームゾーンである団塊ジュニア(先頭は1971年生まれ)が50代に突入し始めるからである。

 いまや新橋の居酒屋で、もっぱら中心的な話題は「親の介護」だとも言われている。この「お父さんの聖地」は50代のビジネスマンが多い。必然的に関心を持たざるを得ないだろう。

 要介護認定率をみると、70-74歳は6%なのに対し、75-79歳になると14%に上がる。その子供世代である50代が親の介護に直面する確度はぐっと高くなるのだ。

 そういう現実を踏まえると、団塊ジュニアが50代前後となる20年前後は介護離職が激増する可能性が高い。政府も企業も、今からその対策に乗り出しておくべきだが、真剣にこの問題に取り組んでいるようには思えない。

 さらに私が「20年前後が危ない」と言うもうひとつの理由は、20年には日本の女性の2人に1人が50歳以上になるという事実があることだ。

 一般的に女性が出産可能な年齢は「15-49歳」とされているが、高齢化が急速に進み、49歳以下の女性の人口も減少の一途をたどっている。国立社会保障・人口問題研究所の女性の人口推計を見ると、20年には50歳以上の人口が3248・8万人、0-49歳人口が3193・7万人とされ、49歳以下の人口を50歳以上の人口が追い抜くのである。

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