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「定点観測」がカギ、中古物件の賢い買い方 親しい業者に聞けば成約価格も掴める (1/2ページ)

 マンション市場は今や中古が主流になりつつある。1年間に売買される戸数は、新築よりも中古の方が多くなっているのが現状だ。

 これはある意味当たり前の現象。欧米では住宅取引の主流は中古で、新築は少数派だ。日本もやっと新築信仰から抜け出し、欧米の常識に近づいたのかもしれない。

 中古マンションというのは、ほとんどの売り手が個人である。買い手もまた個人。個人間の取引なのである。その媒介をするのが仲介業者。いわゆる不動産屋だ。

 それに対して、新築の場合は売り手が企業で買い手が個人。企業が一般消費者に商品を売るという形態で、間には販売業者が入るケースも多い。

 中古と新築の売買取引を比べると、中古の方がかなり変化にとんでいる。新築の場合は基本的に定価で売買されて、売り手の企業が住戸を完全な状態で購入者に引き渡す。仮に不具合があったとしたら、売り手である企業は責任を持って補修することが法律的に義務付けられている。

 中古の場合は必ずしも完全な状態を求められない。「現況有姿」といって、あるがままの状態で引き渡すという条件で取引されるケースがほとんどだ。

 ただし、お湯が出ないとかトイレが使えないといった致命的な欠陥をもったまま、個人間で売買されることはほとんどない。それは、不動産業者が競売物件を競落するような場合でしか起こりえない。

 中古マンションの購入で失敗しないための鉄則は、可能な限り良く調べることだ。まず、管理組合の総会議事録を過去数年分取り寄せて熟読する。それによって管理組合内の内紛や、雨漏りなどの重大な欠陥の有無を確認できる。共有部分も細大漏れなくチェックする。自転車置き場や掲示板、植え込みなどに乱れがあれば、管理状態を疑うべきだ。

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