記事詳細

【経済快説】「マーケットへの政治の影響」は… 「来年3月」まで安倍政権が保つかが最大のポイント (2/2ページ)

 加えて、来年10月に予定されている消費税率引き上げを強行する可能性が大きいとみられる。

 インフレ期待がしぼんで、デフレへの逆戻りが意識されることになろう。あくまでも筆者の直感に過ぎないが、対米ドルの為替レートで10円円高、日経平均で2000円安くらいの影響は軽くありそうだ。

 民進党や小池都知事に近い勢力が立ち上げる政党が間に合わないうちに、安倍首相が解散総選挙に打って出る可能性もある。この場合、議席は減らしても、自公で過半数の確保に問題はない、という見立てが多数説だが、選挙は水ものだ。大敗の責任を取って安倍首相辞任という可能性もないわけではない。悪材料だろう。

 マーケットと日本経済の都合から「だけ」の話だが、最も良いのは、安倍政権が長持ちして、来年3月に金融緩和に積極的な日銀正副総裁を任命し、来年10月に消費税率の引き上げを再度延期してくれることだ。実現するだろうか?(経済評論家・山崎元)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう