記事詳細

【新・兜町INSIDE】「アクティブもどき投信」撲滅なるか 好成績業者に不満の声

 ファンド運用者が銘柄を選別するアクティブ型投信に逆風が吹いている。高い手数料を取りながら運用成績が市場平均にも届かないファンドが多いためだ。「積立NISA(少額投資非課税制度)」の来年開始を前に、金融庁の森信親長官も高コスト・低成績の投信を厳しく批判している。

 ただ、TOPIXを上回る成績を出す運用業者は、最近の「アクティブ投信悪玉論」に不満のようだ。コモンズ投信やスパークス・アセット・マネジメントなどの新興運用会社である。共通点は独立業者で優先的に投信を販売する系列銀行や証券会社がないこと、ファンドの運用成績が会社の興廃に直結するため、真剣勝負で銘柄を選んでいることだろう。

 一方、「アクティブ型」とは名ばかりの投信は少なくない。「独り負け」を避けるため時価総額の大きい全銘柄を買えば、基準価格はTOPIXにほぼ連動する。そこからアクティブ投信としての高い手数料を引けばTOPIXに負けるのは当然だ。こうした「アクティブもどき投信」の撲滅が投信業界の課題だろう。

 【2017年7月28日発行紙面から】

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう