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【榊淳司 マンション業界の秘密】市場価格は「幻想」、不動産大暴落は必ず起こる (1/2ページ)

 6月に『2025年東京不動産大暴落』という著書を刊行したせいで、ここのところいろいろな人に「本当に暴落は起こるのですか」と聞かれる。

 答えは「はい。2025年までのどこかで暴落はあるでしょう」というもの。同年までに暴落が起こる可能性をさまざまな角度から検証したのが拙著である。

 いま日本の都市部では不動産価格がおおむね値上がり傾向にある。特に私が「局地バブル」と言ってきた東京の都心部や城南、湾岸エリアと川崎市の一部、京都市の一部などでは、アベノミクスが始まってから顕著な値上がり現象が認められた。ここ2年ほど、その動きは地方都市や東京都心の周縁部にまでおよび、その傾向は路線価や公示地価の動向によっても裏付けされた。

 こういう流れの中で「不動産はそのうち暴落するよ」と言っても、多くの人にとってはリアリティーがない。しかし、それはもう避けられない未来としか思えない。

 言ってみれば、今のわれわれは航路の先に巨大な氷塊が見えているタイタニック号の中で、悠然と宴を楽しんでいるようなものなのである。

 同年代(50代)のある編集者は、20代の終わりに一念発起して、郊外の海辺の街に7000万円でマンションを購入した。その後、バブルが崩壊。10年後にそのマンションを売却したが、その時には2000万円台になっていたそうだ。もちろん、ローンは残債となって、今でも彼にとって小さくない支出となっている。これは平成バブルが崩壊した時のお話だ。

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