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【始めよう!スマートライフ】テレワーク難民を救う「テレキューブ」 見た目は電話ボックス、隔離された空間で作業に没頭

 ブイキューブ社とパソコン大手のレノボ・ジャパンが「テレキューブ」(https://telecube.jp/)を発表した。ITを活用する社会の新しいインフラとして、オフィス内や駅、空港、商業施設などに設置される新しいコンセプトのワーキングスペースだ。

 見た目は(たとえが古くて恐縮だが)まるで電話ボックス。防音性の高いスペースの中に、レノボのテレビ会議システムが統合されている。もちろん、電源やインターネットなども装備され、スツールに腰掛けて簡単な仕事もできる。隔離された空間で周りのことを気にしなくていいので、作業に没頭できる。

 現在、政府の後押しもあり、働き方改革に日本全体が動いている。そのひとつの方法であるテレワークは、仕事場を会社に限定せず、いつでもどこでも仕事ができるようにすることで、通勤などに要する時間を省略したり、介護や育児といったプライベートと仕事の両立を実現したり、場所にとらわれないことで、より生産性を高くすることを目指すものだ。

 テレワークを語る場合、必ず問われるのが組織内のコミュニケーションをどうするかということだ。すべてを電子メールやチャットですませるというわけにもいかない。やはり表情を見ながら実際に話すことも必要だ。

 だが、在宅勤務では、テレビ会議をするようなスペースの確保が意外に難しい。自室を持たない人も多いし、だからといって居間などはプライバシーが気になる。子供のいる家庭では余計にそうだ。こうして生まれるテレワーク難民を救う、というのがテレキューブのコンセプトでもある。

 この製品の発売にあわせて、テレワークを日本で当たり前の働き方として定着させることをめざす団体「テレキューブコンソーシアム」も設立された。マイクロソフトやレノボ、森ビル、リクルートホールディングスといった企業が理事として名を連ねている。

 ちなみに今、日本でテレワークを導入している企業は11.5%にすぎないそうで、もっとも進んだアメリカの85%に比べると大きく後れをとっている。テレワーク導入によって生産性は1.6倍に向上するとのことだ。(山田祥平)

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