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【天野秀夫 中小型厳選株】急騰した「保土谷化学」に続く有機EL関連は… 「ケミプロ化成」が売買単位引き下げ、「ジオマテック」「ポラテクノ」なども注目 (1/2ページ)

 注目されたトヨタの決算は上方修正となったものの、想定為替レートが期初の「1ドル=105円、1ユーロ=115円」から、「1ドル=110円、1ユーロ=124円」に変更されました。

 日本電産など1ドル=105円設定の企業はまだ多いものの、トヨタが110円としたことで、今まで以上に1ドル=110円が相場に影響する分岐点となってきそうです。

 こうしたなか、10日で今3月期第1四半期(4-6月)を中心とする決算発表が一巡しました。今回の決算発表を見ると、事前予想以上に好業績銘柄が多いことが特徴です。3連休を挟んで旧盆を迎え、市場参加者に夏休みが目立つ目先は、出来高が減少する中で個別株物色が主流となるでしょう。

 8月に入った相場で衝撃的だったのは保土谷化学の好決算でした。7月31日の決算を受けて1日から連続ストップ高を交えて4日まで4連騰。この間に株価は50%超の急騰を演じました。

 この好業績の背景にあったのが「有機EL材料」の拡大です。有機ELに関しては、iPhoneが今秋発売もしくは2018年モデルから本格採用と噂されています。有機ELについてはここまでは製造装置などの設備投資関連株が中心に物色されてきました。保土谷化学の人気化で、これが材料関係に巡ってくる可能性が出てきました。

 有機EL材料を手掛ける化学メーカーに、東証2部の「ケミプロ化成」(4960)があります。紫外線吸収剤、酸化防止剤を手掛けるケミプロ化成は、前3月期に経常利益が前期比3・15倍となったことから、会社側は今期予想を30%経常減益予想と控えめにみています。

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