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【新・兜町INSIDE】優良株指数の欠陥… 「多すぎる」銘柄入れ替えに批判

 経営効率の高い優良400社で構成する日経JPX400指数の銘柄入れ替えが31日実施される。

 7日に31社採用・28社除外が発表されたが、「銘柄入れ替えが多すぎる」ため、機関投資家の評判は芳しくない。

 JPX400は東証を運営する日本取引所グループ(JPX)と日本経済新聞社が共同開発した。JPX400の構成銘柄通りに運用する資金は、公的年金など推計4兆円になる。過去4回の定期見直しでの採用・除外銘柄数は合計60~80と高水準だった。

 入れ替え当日の大引けにかけて、除外株が買われ、採用株が売られる傾向が強い。JPX400に沿って運用すると、銘柄入れ替えのたびに持ち株を安値売り・高値買いする宿命にある。

 採用・除外銘柄の売買では、公的年金などが証券会社に手数料を払う。入れ替えルールから推測すると、リーマン・ショックのような業績急変期に除外・採用株が100を超える可能性があり、手数料はさらに膨らむ。銘柄選定を誤ると、運用成績を犠牲にして証券会社が潤う構図になりかねない。

 【2017年8月14日発行紙面から】

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