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【新・兜町INSIDE】“兜町最後の大物仕手筋”再来!? ルック&新日本理化株が異例の急騰

 ルック(旧レナウンルック)といえば代表的な仕手銘柄の1つ。兜町最後の大物仕手筋と呼ばれた加藤あきら氏(昨年12月死去)が手掛けた「いわく付き」の銘柄だが、この夏なぜか大商いを演じている。古参証券マンからは「初盆で加藤氏が兜町に帰ってきた」と、往時を懐かしむ声が聞こえてくる。

 ルック株は2日から突然、出来高が増加。14日には3000社を超える全上場銘柄の中で、某ネット証券の出来高3位に付けるなど異例の活況を呈した。

 14日はルックに加え新日本理化株が急騰した。加藤氏が晩年に最後の大勝負の舞台に選んだ銘柄である。このため、証券マンからベテラン投資家までが「加藤氏の再来」を口にした。

 もっとも、コンピューターによる超高速売買の浸透と監督当局による「市場浄化作戦」の結果、特定銘柄の大商いや乱高下は長続きしなくなっている。加藤氏銘柄の相次ぐ急騰劇に沸いた兜町ではあるが、送り盆とともに「往年の仕手株」人気も沈静化していくのかもしれない。

 【2017年8月16日発行紙面から】

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