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【新・兜町INSIDE】足踏み相場に「株価ボードが交渉か」とため息 海外ファンドと短期売買が原因

 6月以降、日経平均株価は2万円前後で上にも下にも動かず、日中の高値と安値の差が50円に満たない日もある。足踏み相場の背景には、海外投資ファンドや国内銀行の短期トレードがあるようだ。

 為替や米国株の変動を朝方に織り込んだ後、株価がぴたりと動かなくなるのが最近のパターン。株価の変動幅があまりにも小さいため、証券ディーラーからは「株価ボードが故障しているかと思ったほど」とため息が漏れてくる。

 値動きが小さくなる原因の1つはコンピューターによる超高速売買を展開する海外ファンド。外資系証券マンの説明では、「0・5%安で下げ止まる傾向があれば0・4%安で買うようプログラムが変更され、0・4%安で買えなければ買値が0・3%安に引き上げられる。結果的に値幅がどんどん小さくなっていく」という。

 また、いくつかの国内銀行が今年度に入ってから、下値で買って小幅高の日に売り抜ける短期売買に手を出しているという。融資や債券売買による収益が悪化しているためで、小さな値上がり益を積み上げていく作戦のようだ。

 【2017年8月18日発行紙面から】

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