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【介護離職に備えよ】まだまだ多い悪質業者、「老人ホーム選び」は情報収集がカギ (1/2ページ)

 先日、以前からお世話になっている某中堅企業の創業者と話す機会があった。現在60代半ばで、まだまだ社長として国内だけでなく海外も飛び回る日々を送っている人だ。「年をとって介護が必要になっても子供の世話にはぜったいならない」が口癖の人でもあるが、雑談のなかで「老人ホーム」の話題になった。

 今はまだ元気で、夫婦でマンション暮らしを送っているが、やはり先々のことが気になるらしい。とはいえ、老人ホームについての知識はまったくなく、「××という老人ホームが良いと聞いたけれど、実際はどうなの?」と聞かれてびっくりした。某大手老人ホームのことだが、あまり良い評判を聞かないところだったからだ。

 すかさず私が、「それ、聞き違いじゃないですか? ××ではなく、○○ではないですか?」と聞き返すと、「そうだったかもしれないな」と曖昧な返事。そこでよくよく聞くと、私が指摘した通りだった。

 その後、「◎◎はどうなの?」と聞かれた老人ホームは、たまたま私が取材で訪れたことがある老人ホームだった。その良いところと疑問に感じた部分をありのままに伝えると、「やっぱり信頼できる情報が欲しいよね」「カタログやウェブサイトだけじゃ素人にはわからないよ」と言う。これも最近、よく耳にする言葉だ。

 世間には「老人ホームの7-8割が悪質な業者である」と断じる向きもいる。私はそうは思いたくないし、それほどひどい状況ではないと信じている。だが、私の会社に相談に来られる人の大半が苦い経験をされ、失敗しているのもまた事実だ。まだまだ、悪質な業者は多いのだろう。

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