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【新・兜町INSIDE】企業統治の“点数化”続々、年金マネー流入も期待

 株式市場では企業統治(コーポレートガバナンス)ブーム。東芝の不正会計問題もあって、経営の透明性に寄せる投資家の関心は高まる一方だ。そこで証券会社が企業統治を点数化する手法を相次いで開発し、企業間の比較がしやすくなっている。

 市場で話題になっているのがゴールドマン・サックスのコーポレートガバナンス・スコア。取締役会、資本政策など4つの切り口で大手企業を分析した。

 最高点はHOYA、アステラス製薬、バンダイナムコホールディングスの3社。いずれも90点満点で83点だった。単独4位には82点で東京海上ホールディングスがつけた。SMBC日興証券でも「日興ガバナンススコア」を開発し、企業統治と株価の関係を詳細に分析している。

 公的年金が投資銘柄の選定に当たってコーポレートガバナンス重視の姿勢を強めていることもあり、企業統治で高く評価された企業の株式には長期的な年金マネーの流入が期待される。ROE(株主資本利益率)ブームの次は企業統治ということだろう。

 【2017年8月25日発行紙面から】

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