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【「01」発想講座】スマホを使いこなすことが「幸せな老後」を送る最低条件なワケ (1/2ページ)

 私は65歳になった。借金はなく、心身も健康である。息子たちはそこそこいいやつに育ち、かみさんは自分のやりたいことを始めて輝いている。

 もう引退か…と思っていたら、電子書籍を3冊出したことをきっかけに新しい仕事が舞い込んできた。

 同時期、マンションを売り払って実家に戻り、以前からの夢だった屋上農園と工房と書斎を備えた“自分の城”への改造を始めた。その合間に電動自転車でテニスコートに通っている。講演会場にはオープンカーで行く計画だ。湘南にはバイクを置きっぱなしにしており、サーフィンをしに行ったついでに湯河原の温泉まで海岸沿いを走っている。

 年に2回は海外にも行く。この原稿が載るころにはロサンゼルスとニューヨークにいる友人に会いに行き、全米オープンテニスも観戦する予定だ。

 われながら幸せな老後だと思う。なぜ、こうなれたのかを客観的に分析してみると、3つのことに思い当たった。(1)親の言いつけで借金はしなかったため、おかげで実力主義になった(2)先へ先へとアイデアを出して勝負していった(3)積極的にITを使った。

 特に、インターネットの到来とともに、それに対応するスキルを独学で修得したのが勝因だと思う。

 60歳を過ぎてからも、スマートフォンへの音声入力で電子書籍を執筆し、タブレットで挿絵を描いている。スケジュールやメール、SNSなどの情報管理はすべてクラウド環境で行っているので、東京でも湘南でもロサンゼルスでも、どこでも仕事ができる。

 なによりも、ITを使うと短時間で仕事をこなせるので、余った時間で人に会ったり、さまざまな現場を見に行ける。それがさらに新たなアイデアを生みだす。仕事にITを活用するワークスタイルが成功の要因なのだ。

 今もITは強い味方だ。屋上農園の作り方や栽培法はネット検索で調べられるし、書斎工房には大型のタブレットを用意しており、それが原稿用紙でありキャンバスになっている。電動自転車やバイクにもデジタル機器を搭載しており、その画面でGoogleマップを見ることで迷わずに好きなところに行ける。

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