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【新・兜町INSIDE】黒田総裁も!?欧米銀行トップ、金融政策にダンマリ…

 欧米中央銀行トップが相次いで公式の場で講演したが、今後の金融政策については言及を控えている。投資家に予断を持たせないためとみられ、日銀関係者も「この手があったか」と妙な感心の仕方をしている。

 前週末まで米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれた国際金融シンポジウムで、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は金融政策について発言しなかった。イエレン氏に続いて登壇した欧州中央銀行のドラギ総裁も金融政策についてはコメントなし。ドラギ氏は8月の講演でも、現行のマイナス金利政策についての評価を避けており、要人発言を手掛かりにリポートを作成するエコノミストを困らせている。

 一方、9月21日午後には黒田東彦総裁が2カ月ぶりの定例記者会見に臨む。日銀は昨年9月、短期金利をマイナス0・1%、長期金利をゼロ%にする現行金融政策を導入しており、この1年間の政策効果と副作用について総裁の見解が求められるところだ。しかし、欧米にならって「言及せず」に終わるかもしれない。

 【2017年8月30日発行紙面から】

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