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【天野秀夫 中小型厳選株】出版業界も注目する「ビーロット」が東証1部へ 株主優待制度を新設、為替の円高で直接影響を受けない点も魅力 (1/2ページ)

 日経平均で見ると9月は年間で最も上昇確率が低い月です。また、ここから週明けまでの短期的なスケジュールを眺めると、オプションと先物取引の決裁となる「メジャーSQ」が8日、北朝鮮の建国記念日が9日、そして11日は米国同時多発テロから16年と、需給と相場心理に影響を与えるイベントが控えています。

 神経質な相場展開が予想されますが、過去の例からすると、年末にかけては上昇確率が高くなることから、数カ月のタームでは買いの好機と捉えることができます。こうした局面では、業績の説得力があり、確かな材料を持つ銘柄への投資が有効です。

 9月からは新規上場企業が増えてきますが、もう1つ、東証2部やマザーズからの東証1部への指定替えも増えてきます。東証1部への指定が決まると、ファイナンスを実施しない場合、かなりの確度で株価は上昇します。東証1部指定は、機関投資家の新規買いが期待されるためで、この材料は地合いの影響を受けにくくストレートに好感され株価に反映されます。

 この切り口から注目できるのが、不動産の再生、投資、コンサルティングを展開するマザーズの「ビーロット」(3452)です。同社は株価流動性を高めるため、9月4日に立会外分売を実視し、東証1部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めることを表明しています。

 立会外分売は株価の流動性を高めるために行われ、1部指定を目指す企業がよく実施します。ビーロットは、業績も絶好調です。今12月期は売上高161億5400万円(前期比38・9%増)、営業利益14億9200万円(同27%増)、経常利益11億7500万円(同34・4%増)の2ケタ増収益予想です。

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