記事詳細

人民元相場が続落…中国、元高行き過ぎ修正か 元安抑制措置を撤廃のナゼ

 12日の中国・上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで続落した。中国人民銀行(中央銀行)が先物取引に関する元安抑制措置を撤廃したと11日に伝えられ、2日連続で下落。当局が行き過ぎた元高の修正に乗り出した可能性がある。

 中国の通信社、中国新聞社は11日、人民銀が、為替先物取引で銀行が元を売って外貨を買う際に当局に準備金を預ける措置を撤廃したと伝えた。この措置は、元を売るコストを上げることで元安進行を抑えることを狙っていた。

 12日の通常取引の終値(日本時間午後5時半現在)は前日比0・17%安の1ドル=6・535元。元は今年に入って以降、対ドルで上昇局面が続き、今月8日には終値で1ドル=6・4617元と約1年5カ月ぶりの元高水準をつけた。

 上海の為替ディーラーは「節目となる6・5元を突破する水準まで元高が進んだことで、当局がこれ以上の元高を望まないとのシグナルを出したのではないか」と準備金撤廃の狙いを分析した。 元相場は昨年までは、中国経済の先行き不安などから海外への資本流出が加速し、元安傾向が続いた。ただ5年に1度の党大会を今年秋に控え、安定を重視する中国政府が資本規制策を立て続けに導入したことで、最近は元高へ戻す動きが続いていた。(共同)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう