記事詳細

【新・兜町INSIDE】過熱するIPO投資 43戦全勝!家族全員での口座開設も大歓迎

 来週13日から秋の新規公開(IPO)ラッシュが始まる。今年は再上場企業を除く全社の初値が公開価格を上回る「全勝」が続いている。IPO銘柄への投資家の視線は一段と熱気を帯びそうだ。

 例年秋になるとIPOが増える。3月期末までの業績データをそろえて上場申請すると、お盆休み期間をはさんで上場認可が下りるのがちょうど今頃。今年は9月13日から10月5日までのわずか3週間ほどの間に、12社が株式を新規上場する。

 今年のIPOは47件。回転すしのスシローグローバルホールディングスなど再上場組を除けば、上場前の公募・売り出しで得た株を上場初値で売れば43戦43勝。24銘柄では、初値が公募価格の2倍を上回った。ちなみに再上場の全4社は初値が公開価格割れ。

 当然、個人投資家のIPO投資は過熱する一方だ。IPO銘柄の抽選を勝ち抜くため、複数の証券会社に家族全員で口座を開くのは当たり前。証券会社は「当選確率は低下するばかりだが、口座数増加に貢献してくれる」と、IPO大歓迎のようだ。

 【2017年9月8日発行紙面から】

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう