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【高齢時代に挑む】高齢者の転倒骨折予防に!お尻守るおしゃれ下着「有限会社とみ」 (1/2ページ)

 15年前にさかのぼる。

 東京に住む松本富子さんは義母から「高齢者用の下着を買ってきて」と頼まれた。

 大手下着メーカーでデザイナーをしていた松本さんはがくぜんとする。

 「あちこち探しましたが、高齢者用はなく、あるのは介護用の下着だけでした。そうした折、実母が転倒して骨折しました。高齢者は転倒骨折がきっかけで寝たきりになるケースが非常に多いことを知り、高齢者に向けたおしゃれで、しかも介護の予防になるような下着を作ろうと独立起業しました」

 「有限会社とみ」を立ち上げた松本さんは、万が一転んでもお尻周辺の骨を守る「ヒッププロテクター」の機能に加え、加齢により下がったヒップを美しい形に見せ、まるで桃のようなお尻に見える「ピーチパンツ」を開発する。

 「女性のヒップは年齢とともに下がり、内側に寄っていきます。20代のヒップは桃のようなピーチ形ですが、40代になるとお尻が垂れて洋梨形に、さらに70代になると左右の脂肪がそがれてピーマン形になります。ピーチパンツは、この70代のヒップに合うようにデザインしました。ヒッププロテクターはそがれた脂肪、筋肉の代わりにお尻にあたって大腿(だいたい)骨頸部を守りながら、お尻を形よく魅せる効果もあります」(松本さん)

 さらに今年、松本さんは新商品を発表する。それはピーチスカートだ。

 「スパッツなどを履いたうえに、腰に巻くように身に着けるミニスカート状のもので、お尻のポケットに転倒した際の衝撃緩和のプロテクターが入っています。着脱に難点があったこれまでの下着型に代わり、手軽に装着でき蒸れなどの心配もなく、失禁などのリスクもありません。カラフルなファッションとして楽しんでいただけます」(松本さん)

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