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【介護離職に備えよ】介護従事者は慢性的に人手不足 ネットだけの施設探しはNG、情報は咀嚼して対処決めておこう (2/2ページ)

 いわゆる「健康寿命」も、男性が71・45歳、女性が74・73歳だ。親が70歳を過ぎ、さらに75歳を過ぎたら、「介護離職」への備えをしておくべきであり、そのことが自分や家族の生活を守ることにもつながる。

 前出の男性担当者のお母様は軽度要介護者と思われるが、それでも施設に入居させるとなると、さまざまな場面で戸惑うことがあった。「ある日突然」親が要介護になることを考えれば、いくら準備しても、しすぎるということは決してない。

 親が要介護状態に陥った場合、老人ホーム検索サイトなどであわてて施設を探す人も多いだろうが、そこに記載されていることはホームの実態を正確に伝えているものではない。

 介護従事者は慢性的に人手不足であり、新規の入居者の受け入れを断っているホームもある。そんな中で、良いホームをインターネットの情報だけで見つけることは不可能だ。そのことをしっかり頭の中に入れておくことが、いざという時に失敗しないことにつながるのだ。

 「介護離職に備える」ということは、インターネットだけでなく、それ以外からもさまざまな情報を集め、それらを自分のものとして咀嚼し、事が起きた場合にどのように対処するかを決めておくことである。

 ■大澤尚宏(おおさわ・たかひろ) オヤノコトネット(www.oyanokoto.net)代表取締役。1995年に日本初の本格的バリアフリー生活情報誌を創刊。2008年、「そろそろ親のこと」(商標登録)をブランドにオヤノコトネットを創業し、「高齢期の親と家族」に関わるセミナー講師や企業のマーケティングアドバイザーとして活躍している。

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